サッシからの雨漏りの原因一覧
2021年2月18日更新
「結露でもないのに窓の近くが濡れている…」
「雨漏りってサッシが原因になることもあるの?」
こんな風に思うことはありませんか?
激しい雨が降った後窓の近くが濡れていたら、それはサッシから雨漏りしているのかもしれません。
雨漏りという屋根からのイメージが強いかもしれませんが、実はサッシが原因であることも多く、原因のベスト3に入っているというデータもあるほど。
ここでは、サッシからの雨漏りの原因を紹介していきます。
サッシからの雨漏りの原因とは
サッシ付近の外壁のひび割れ
サッシそのものに不備はなくとも、その周りの外壁にひびが入っているとサッシから雨水が入ってくることがあります。
サッシからの雨漏りの原因の中では多いものなので、一度業者に見てもらった方が良いでしょう。
外壁材は、外から見ても見た目が変わっていることはほとんどありません。
小さな隙間でも激しい雨が降れば風と共に雨水は家の中に侵入してきます。
素人目ではわからなくても、外壁がサイディングなら少なくとも10年に1度、タイルでも13年に1度はチェックしてもらいましょう。
もちろん、使用する外壁材によって適切なメンテナンス時期は異なるので目安として見てくださいね。
コーキングの劣化
コーキングは、家を建てる時に外壁材などを隙間を埋めるために使われるもので、サッシの周りにも使われます。
サッシ周りで使われる場合はシールやシーリング、パッキンと言われますね。
これなら浴槽などの水回りでも目にすることがあるかと思います。
サッシ周りのコーキングの役割は、サッシと建材とをつなぐこと。
これが劣化してくると、つなぎ目がゆるくなり防水性を失ってしまいます。
なかにはコーキングの劣化によってひび割れを起こすこともあるので、雨漏りの原因を引き起こします。
換気扇や配管からの漏水
サッシには異常が見られない場合、雨漏りの原因はその近くにある換気扇や配管の可能性があります。
配管はエアコンを部屋に取り付ける時に設置されるものですが、その配管を部屋に入れる時に隙間が空いているのかもしれません。
他にも、家の外から部屋の中へと入れるものがあれば、それが雨漏りを許している場合があります。
防犯カメラなどもそうで、その配線の穴が思わぬ原因だったりもします。
家を建てる時に一緒に施工した場合は比較的大丈夫でも、後付けの場合は外壁に負荷をかけてしまうため、サッシ近くで雨漏りが起こることがあります。
サッシの境目から浸水
サッシには境目がありますよね。
引き違いで窓を開けるので、その際に隙間が生まれます。
これは日本の家での一般的なサッシなのですが、この隙間が原因で雨漏りを引き起こすことがあります。
施工不良という可能性もありますが、まずチェックしてもらいたいのはサッシのレールが汚れていないかどうかです。
ここにゴミなどが溜まっていると、レールの穴から排水ができずに雨水が部屋に入り込んでしまうことがあるのです。
中には、ゴミはなくてもヤモリの死骸が挟まっていたというケースも!
窓を閉めた時に挟んでしまったのでしょう。
サッシのレールは掃除をする時などに時折チェックしましょう。
掃き出し窓からの雨漏り
窓は窓でも、床からカーテンレールまである大きな窓のことを掃き出し窓と言います。
その向こうにベランダを設置している家も多いのですが、ここから雨が侵入してくることもあります。
雨漏りは上からだけではないということですね。
ベランダの防水層の高さが不足している場合、台風やゲリラ豪雨の際に室内に雨水が漏れ出て来ることもあるので注意しましょう。
雨漏り修理にかかる費用の目安
雨漏りの修理にかかる費用は、場所によって異なります。
ここでは意外と多いサッシの雨漏りについて、修理にかかる費用の目安を解説します。
一般的にサッシからの雨漏りはコーキングの劣化が多いので、他の箇所に比べると工事費はそれほどかかりません。
しかしサッシが老朽化した場合は高くなりやすいので要注意。
そのためサッシの雨漏り修理にかかる費用は5~25万円程度と考えておきましょう。
なかには5万円以下で修理してもらえるケースもあります。
また雨漏りの原因が自然災害の場合は火災保険も使用できるので、その辺も検討しておくと安心です。
ちなみに全体的な相場は5~30万円が相場になると言われています。
サッシは先ほども述べたようにコーキングの劣化が多いためそれほど費用はかかりませんが、屋根になると重度の雨漏りは数百万円する場合もあります。
このようにひと口に雨漏りの修理にかかる費用と言っても、状態や場所によって大幅に違いますので「そんなにかからない」と安易に考えておくのは危険です。
さらに業者によっても費用が違う場合がありますので、事前にきちんと見積もりを出してもらいましょう。
信頼できる業者の選び方
雨漏りの修理にかかる費用は場所や状態はもちろんのこと、業者によっても大きく変わってくることがわかりました。
信頼できる業者を選び、安心安全に修理してもらいましょう。
ここでは優良の業者選びについて解説します。
【優良の業者】
- ・対応が早い
- ・誠実かつ丁寧な対応
- ・保証がついている
- ・有資格者がいる
- ・見積もりがわかりやすい
- ・複数社と比較する
- ・評判が良い
【避けたい業者】
- ・格安を謳っている
- ・見積もりがわかりにくい
- ・質問の答えがあやふや
- ・調査をきちんと行わない
- ・マナーが悪い
- ・「絶対」と豪語している
見積りを出してもらい複数社比較して選ぶことは大切ですが、だからと言って一括見積りサイトを利用するのは避けたほうが良いでしょう。
ほとんどが防水のプロではないからです。
またインターネットの費用相場を鵜呑みにするのも危険。
つい安さで業者を選びがちですが、格安を豪語しているところは悪徳業者が多いので気をつけましょう。
特に意識したいのは“信頼性”です。
相談したときに誠実かつ丁寧に対応してくれるところや、着手までスピーディーに対応してくれるところは安心して依頼して良いでしょう。
お客さまに寄り添った対応はやはり信頼に繋がります。
いろんな業者が存在するからこそ、安易に決定しないように注意してください。
サッシからの雨漏りの応急措置
業者を呼ぶ前にとりあえず応急措置をしたいという方もいらっしゃるかと思います。
次の記事では、緊急時の応急措置について述べております。是非ご参照ください。
サッシの雨漏りの原因をつきとめよう
今回は、サッシに関連する雨漏りの原因を5つ紹介しました。
雨が降るたび窓が濡れているなら、家全体の劣化を防ぐためにも早めに業者に相談しましょう。
ホームテックワンでは、雨漏りの点検や修理の作業、お見積りを承っております。”雨漏りの修理をお考えでしたらコチラ“をご覧ください。
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