屋根・外壁現場レポート

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子

2023年4月10日更新

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子 (1)

東京都三鷹市のS様より、雨漏り補修のお見積り依頼をいただきました!

 

【室内の壁にシミができている原因とは】

「室内の壁にシミができている」とのご連絡をいただき、急ぎS様邸へ向かいました。

雨漏りというのは放っておくとどんどん被害が拡大します。

お客さまも、その日は一日ご在宅とのことでしたので、お問合せいただいた日の内に調査に伺いました。

 

まずは室内の壁のシミというのを見せていただきました。

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子 (4)

 

壁に大きなシミができています。

このように、室内にシミができる原因は大きく分けて3つです。

・配管の破損や外れなどによる漏水

・結露

・雨漏り

 

壁にできているシミの部分に配管が通っている場合は、配管による漏水が考えられますが、今回は該当しませんでした。

念の為、お住まいの蛇口を全て閉めたうえで水道メーターの針を確認させていただきましたが、針は動いていません。

この時、針が動いている場合はどこかで漏水が起きている可能性があります。

今回は、まず配管による漏水は考えられませんでした。

 

続いて結露についてです。

結露は室内と外気に気温差が生じることで発生する現象です。

室内の空気中に含まれる水蒸気が冷たい外気により冷やされ、水になって天井や壁に付着します。

室内と外気とで気温差が出やすい冬に多く、雨が降ってない晴れた日でも起こります。

 

冬などの寒い時期にしか起こらない、結露は換気をするとおさまる、結露は天井や壁などの広い一面に起こるなどの条件から、結露でもないと判断しました。

 

そして雨漏りについてです。

「雨漏りは屋根から」と思われがちですが、外壁やベランダが原因であることも多いです。

雨漏りというのは、建物に隙間ができ、そこから雨水が入り込むことをいいます。

 

雨が降った日や、その翌日にシミができている場合、ポタポタと雨水が落ちる音がする場合などは雨漏りのサインかもしれません。

この日は早朝に雨が降っていたため、雨漏りの可能性を疑い、外装を拝見させていただくこととなりました。

 

【雨漏りの原因は窓枠周りにありました!】

外装から室内への雨水の侵入口を探します。

屋根、ベランダ、外壁など様々な場所を調査させていただきました。

 

すると・・・

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子 (1)

 

窓枠から斜めにひび割れ(クラック)が起きていました。

このように窓やドアの端から斜めに入るひび割れを開口クラックといいます。

 

開口クラックは建物に負担がかかることで起こるひび割れです。

建物に歪みが生じて外壁が上下左右にズレると、窓やドアの角から斜めにひび割れが起きます。

 

窓などの開口部は一般的に外壁から20mmほど外へと突き出ているので雨水の通り道になりやすいものです。

ラックが外壁内部への雨水の侵入を許してしまうと、雨漏りに発展します。

 

開口クラックは窓枠の右下だけでなく、左下にも起こっていました。

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子 (5)

 

更に窓枠の下を覗いてみると・・・

東京都三鷹市・S様邸 外壁ひび割れによる雨漏り補修 現場調査の様子 (2)

 

このように窓枠の下に隙間ができていました。

これでは雨水の侵入だけでなく、隙間風や害虫まで侵入する恐れがあります。

「雨漏りの原因になる場所は5つ!塗装や点検で被害予防が可能!」は、こちらのページです。

 

【シーリング材での補修を提案させていただきました】

今回問題となっている箇所は開口クラックと窓枠の下の隙間です。

ひび割れも窓枠下の隙間も、シーリング材での補修を提案させていただきました。

 

シーリングとは、コーキングとも言い、ゴム状の樹脂の材料で建物の至るところに使われています。

例えばキッチン周り。

よくパッキンと間違われるのですが、キッチンの周りにブニブニとしたゴム状の部分がありますよね。

それがシーリングです。

 

キッチン周りの他にも浴槽周りやドア周り、サイディングボードとボードの継ぎ目など、建物を建てる時にできる隙間を埋めています。

 

なぜ部材と部材の間の隙間をシーリング材で埋めているかというと、その理由は「防水性の高さ」と「ゴム状」であることです。

建物は防水ありきで造られているため、防水性は非常に大切です。

また、ゴム状であることにより、地震などで建物が揺れた時に緩衝材の役割をしてくれます。

 

このシーリングの力を応用したのがひび割れ補修や隙間を埋める工事です。

今回はひび割れ箇所や隙間にプライマーという接着剤の役割をする下塗り材を塗布後、シーリング材で埋める工事を提案させていただきました。

補修後は雨漏りが解消されたか、しっかりチェックを行い、根本的な問題の解決をお約束しました。

「モルタルの外壁のひび割れの補修方法」については、こちらのページです。

 

当社ではこのように、雨漏り補修、ひび割れ補修の他、シーリング工事、塗装工事、屋根工事など外装リフォームを中心に幅広い事業を行っています。

お住まいのことで気になる点やお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せください。

ご相談・調査・お見積りは無料です(^_^)/

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  • 外壁診断士
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  • 足場の組立作業責任者
  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数
 
     

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