ご自宅の屋根に天窓が付いているという方も、多くいることでしょう。
天窓は日が出ている間は充分な採光ができ、開閉できる場合は通風・排熱効果なども期待できる素敵な仕組みです。
空に向かって視界が開けていることによる開放感は高く、夜間には月や星も眺められてロマンチックな演出にもつながります。

しかし、天窓を設置する際には、周辺からの雨漏りに気をつけなくてはなりません。
天窓周辺からの雨漏りを放っておいたら建物に悪影響を及ぼし、家財道具などを濡らしてしまう恐れもあるでしょう。

そのためこの記事では、天窓が雨漏りした際の修理方法について解説します。 天窓の雨漏りについてお困りの方は、ぜひとも一度参考にしてみてください。

天窓の周囲の清掃

天窓の周囲を清掃するだけでも、雨漏りが改善することがあります。 天窓の周りにある溝にゴミなどが蓄積していると、雨が降った時に流れがとどまってしまい、水が溜まってしまいます。
そしてそのままの状態で放置しておくことで天窓周辺のちょっとした隙間から水が入り込んでしまうのです。

また、防水シートを張っている場合もシートを傷める原因になります。 実際の作業では、天窓周辺の落ち葉やほこりなどをきれいにします。
スレート屋根などのケースでは一度周辺の屋根を剥がしてその下の土ほこりなどをきれいにし、そのうえで新しい屋根材に交換する必要があります。
費用は2～5万円程度が目安です。

コーキング（シーリング）補修

ガラス周りのパッキンの劣化には、コーキング補修が効果的です。 コーキング剤とはペースト状でチューブなどに入っているシーリング材のことであり、細かい目地の補修などに活用されます。

補修方法はパッキンを取り除き、その代わりにコーキング剤を打っていくというものです。 コーキングはゴムでできているためパッキンと同様に紫外線で劣化してしまいます。そのため、コーキング補修を施した場合は5年程度をめどとして、定期的に点検の依頼をすることが望ましいでしょう。費用は2～5万円程度が目安です。

エプロン部分の補修

エプロン部分に穴が開いている場合は、補修を行います。エプロンとは、瓦屋根などの屋根材に使用されている防水材であり、劣化によって穴が開いてしまうことがあるのです。

実際の作業では、穴が開いている箇所を部分的に交換可能です。 まず瓦を外し、穴が開き劣化してしまったエプロンの部分を取り除きます。
そして水が流れるように高さ調整をした後、防水シートを敷いて瓦をかぶせます。 費用の目安は、7万円程度からです。

板金巻き

天窓の周辺から雨漏りをしてしまっている場合は、天窓の周囲に板金を巻く修理方法もあります。
板金は耐久性が高く、定期的なメンテナンスにおいても板金間のコーキングを実施するだけで良いため合理的です。 費用の目安は、5万円～10万円程度だと言えます。

DIYで修理はできる？

雨漏りをした際に、DIYで修理をしたいと思う方もいることでしょう。 雨漏り防水スプレーを使用することで、応急処置としての修理作業は進められます。

雨漏り防水スプレーを使った修理手順

1. 1.スプレーする部分のゴミやほこりをブラシなどで落とす
2. 2.スプレー缶を上下に振って混ぜ、数十cm程度離して吹きかける
3. 3.スプレーは2～3回繰り返す 丸1日乾燥させる

ただし屋根にのぼっての作業は危険を伴ううえに一時的な雨漏り防止にしかならないため、一般の方にはあまりおすすめはできません。基本的にはDIYで何とかしようとせず、業者へ連絡するのがベストでしょう。

天窓の雨漏り対策方法

これまではその修理方法に関して述べてきましたが、再発は防ぎたいところ。

そこでこちらの記事では、その対策方法について述べております。

天窓の雨漏りはどうやって防ぐ？天窓の雨漏り対策法を紹介します！

天窓の雨漏りは早期に修理しましょう

今回は、天窓の雨漏り修理方法について紹介してきました。 ご自宅の状況にとって必要な修理方法を判断する材料となりましたでしょうか？
雨漏りの修理は症状や状態によっていくつかの種類がありますので、自身で解決が難しい場合は業者とも相談するようにしましょう。

ホームテックワンでは、雨漏りの点検や修理の作業、お見積りを承っております。”雨漏りの修理をお考えでしたらコチラ“をご覧ください。