東京都杉並区のN様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!

今回は、シーリング工事の様子についてお伝えします。

【シーリングとコーキングはどう違う?】

外壁材の継ぎ目やサッシ廻り、棟板金やキッチン廻りなど、建物を建てる際にできる隙間という隙間をシーリング(コーキング)で埋めています。

「知っておきたいお住まいの各部位の名前」については、こちらのページです。

外壁塗装について調べた時に、シーリング工事、コーキング工事、シーリング材やコーキング材などという言葉を目にする事があるかもしれません。

基本的に、”同じ”と考えて大丈夫です。

どちらも全く同じ工事を行います。

「下地調整の重要なポイント1　コーキング処理」は、こちらのページです。

なぜ違う言葉が使われるようになったかというと、過去に「油性コーキング材」という材料が使われており、その名残で工程も「コーキング」と呼ばれるようになったのです。

現在では「シーリング材」も「コーキング材」も同じ材料として呼ばれています。

この他にも、業者によって呼び方が違う工程や材料があります。

例えば、現在、日本で最も普及されている屋根材の「化粧スレート屋根」は、「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれています。

化粧スレート屋根は屋根材の名前ですが、コロニアルとカラーベストはもともと商品名だったものが一般名称になったものです。

ソニーのオーディオプレイヤー「ウォークマン」が一般名称になったものと同じです。

【シーリング工事の種類】

下の写真は、N様邸のシーリングの状態です。

劣化して硬化し、亀裂が入っていました。

シーリングは防水と、地震などの揺れに対して緩衝材の役割を担っているのですが、硬く亀裂が入ってしまっては、どちらの役割も果たす事ができません。

その為、工事をするのですが、シーリング工事には2種類の工事があります。

①シーリング打ち替え工事・・・古いシーリングを撤去して新しいシーリング材を打ち直す工事

②シーリング増し打ち工事・・・古いシーリングの上から新しいシーリング材を打つ工事

①の方が劣化がリセットされるので耐久性は向上します。

ではなぜ②のパターンがあるかというと、窓枠などは構造によってシーリングを撤去すると下地を傷めてしまい、施工不良を起こす場合があるからです。

そういった時は、上から蓋をするようにシーリング材を充填します。

シーリングを撤去しても問題ない場合は、基本的にシーリング打ち替え工事を行います。

「窓枠からの雨漏りの原因について解説」は、こちらのページです。

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