瓦屋根は耐震性が低い?屋根のリフォームなら地震に強く軽い金属屋根がオススメ!
2024年4月30日更新
みなさんこんにちは!
東京都世田谷区・中野区の雨漏り修理・外壁塗装専門店のホームテックワンです。
さて、皆さんは地震について何か対策はされていらっしゃいますか?
防災グッズを用意する、避難場所マップを確認するなど、様々な備えをしていることでしょう。
お住まいについてはいかがでしょうか。
2024年1月に起きた能登半島地震以降、当社には「耐震性の高い屋根にしたい」というご相談が多く寄せられています。
地震による住宅の被害で多いのが、瓦屋根のお住まいです。
瓦屋根は耐久性が高いというメリットがあるので普及はしているものの、地震の際には被害を防ぎきれていないというのが現状です。
そこで今回は、地震に強い屋根とはどんな屋根かを詳しく紹介します。
お住まいの地震対策をお考えの際は、ぜひご参考になさってください。
「屋根から防災!防災瓦とは?地震や台風に強いって本当?」はこちら
倒壊するリスクが高いのは”瓦屋根のお住まい”
まずは地震で倒壊しやすいお住まいにはどんな特徴があるのか、見ていきましょう。
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これらの1つでも当てはまる場合は、大きな地震が起こった際に倒壊リスクがあるので、対策を考えることをおすすめします。
ここでは、上記ま中で瓦屋根についてピックアップします。
瓦屋根が地震に弱いと言われているのはなぜなのか。
その原因を知り、対策を考えていきましょう。
瓦屋根とはどんな屋根?
瓦屋根は日本家屋によく見られる屋根で、原料は主に粘土が使われています。
粘土を形成して乾燥させ、高温で焼き上げる粘土瓦は耐久性が高く、丈夫であることから普及が広がりました。
種類は釉薬瓦(陶器瓦)・いぶし瓦・素焼き瓦・セメント瓦・コンクリート瓦などがあります。
寿命が長いものだと、定期的なメンテナンスで50年以上もつと言われています。
ただ、化粧スレートやトタン屋根など、他の屋根材と比べて費用が高く、災害時に瓦が落下するリスクがあります。
瓦屋根が「地震に弱い」と言われる理由
瓦屋根は他の屋根材に比べて重たいのも特徴の1つです。
ザックリ言うと、重たい屋根は耐震性が低く、軽い屋根は耐震性が高くなります。
瓦よりも軽い屋根材に葺き替えて、屋根そのものの重量を軽くすることで耐震性を向上させることができます。
倒壊のリスクだけでなく、瓦は落下するので下にある物を壊したり、通行人に当たれば大けがをさせてしまうこともあります。
また、築年数が古いお住まいに瓦屋根が多いというのも、地震に弱いと言われている理由でしょう。
重たい屋根と軽い屋根の耐震性の差
では、重たい屋根と軽い屋根で、どのくらいの差があるのでしょう。
重たい屋根は揺れやすく、軽い屋根は揺れにくい
地震が起きた際、揺れの大きさはお住まいの重心の位置によって変わります。
屋根が重たいと重心は高い位置になり、屋根が軽いと重心は低い位置になります。
重心の位置が高いと不安定で、揺れも大きくなってしまうのです。
揺れは先端になればなる程、遠心力が大きく働くため、実際の重さの数倍以上の力が加わります。
反対に軽量な屋根だと重心位置が低くなり、揺れは軽減されます。
軽い屋根に葺き替えるとどのくらい違う?
重たい瓦屋根の場合、一般的な大きさのお住まい(30坪)で、屋根重量は6トンにもなると言われています。
今、人気の高い金属屋根に葺き替えた場合、なんと屋根重量は約600kgと10分の1まで軽量化することができます。
実際の重さは施工方法によって変わりますが、かなりの軽量化に期待でき、耐震性が向上します。
軽量屋根ならガルバリウム鋼板がオススメ!
軽量な屋根の1つに、金属屋根が挙げられます。
金属屋根というと、瓦屋根と違って錆びやすいというデメリットがありました。
しかし、近年では軽量で耐震性が高いうえ、錆びにも強いガルバリウム鋼板という金属屋根が登場し、選ぶ方が非常に多くなっています。
ここではガルバリウム鋼板の特徴について詳しく解説します。
ガルバリウム鋼板とは
「ガルバリウム鋼板」は、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
しかし、建築業界やリフォーム業界では非常に一般的で、そのメリットの多さから使われているお住まいが多くなっています。
ガルバリウム鋼板は鉄合金の板に金属のメッキ加工を施したものを言います。
成分はアルミニウムが55%、亜鉛が43.4%、シリコンが1.6%から成り立っています。
屋根だけでなく外壁にも使われていて、多くの建材メーカーが採用しているポピュラーな金属素材です。
ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板のメリットは多く、耐震性や耐久性など、総合的にバランスの取れた屋根材です。
・期待耐用年数が長い
ガルバリウム鋼板は耐久性が高いため、素材自体が長持ちします。
使用環境や製品にもよりますが、およそ25~35年と言われています。
錆びのメンテナンスを正しく行えば、40年以上の耐久性も十分に期待できます。
・耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は軽く、耐震性の高い代表的な屋根材です。
軽量なのでお住まいに負担がかからず、地震に強いとされています。
その軽さから、葺き替えだけでなく屋根カバー工法にも用いることができます。
※屋根カバー工法・・・既存屋根の上に新しい屋根を重ね葺く工事。瓦屋根の場合は施工できない。
・錆びに強い
本来、金属屋根というのは錆びに弱いものでした。
ガルバリウム鋼板は金属屋根であるにも関わらず、トタン屋根のような他の金属屋根に比べて圧倒的に錆びに強いという特長があります。
その強さは他の金属屋根に比べて数倍以上と言われている程です。
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
屋根材は外壁や付帯部によって合うデザインと、そうでないデザインがあります。
ガルバリウム鋼板はシンプルでスタイリッシュで、どんなお住まいとも合わせやすいデザインです。
最近では様々な色や形状のものも増えてきました。
ガルバリウム鋼板のデメリット
ガルバリウム鋼板も良い点ばかりではなく、デメリットもあります。
葺き替えを検討の際は懸念点も知っておきましょう。
・製品によっては凹みやすい
ガルバリウム鋼板は軽量を重視していることから、薄く平な部分があります。
そのため、外部からの衝撃に対しては弱く、凹みやすいのがデメリットです。
台風などの災害だけでなく、ボールが強く当たった場合でも凹むことがあります。
小さなお子様がいらっしゃる場合、外でボール遊びをする際は注意が必要です。
ただ、全ての製品ではありません。
凹みが心配な場合は厚みがあり、万が一凹んでも目立ちにくい波型のタイプを選択するといいでしょう。
・環境によっては錆びやすい
ガルバリウム鋼板は錆びにくい素材ですが、工業地帯や海沿いの場合は錆びが発生しやすくなります。
屋根材選びはその地域の特性に合わせて選択することが大切です。
・製品によっては断熱性、遮音性が低い
ガルバリウム鋼板は素材自体に断熱性を持っていません。
そのため、お住まいの内側部分に断熱材を入れているか、どのような断熱構造になっているか確認が必要です。
なお、最近では断熱材一体型のガルバリウム鋼板も出てきています。
また、素材自体に遮音性もありません。
ただ、建材として加工されて遮音性が大幅に改善された製品もあります。
雨音が気になるのが心配という場合は遮音性の高い製品を選ぶようにしましょう。
瓦屋根からガルバリウム鋼板に葺き替えるにはいくらかかる?
屋根リフォームで心配になるのは、費用がいくらかかるか、という点ですよね。
ここでは瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える場合、いくらかかるかを紹介します。
ただ、実際にいくらかかるかはお住まいの状態や環境、施工業者によって異なります。
記載する費用はあくまで費用相場ですので、ご参考程度になさってください。
瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える際の費用相場
一般的な大きさのお住まいで瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替える際にかかる費用は約150万円~250万円です。
後で少し触れますが、瓦屋根の施工方法や使用材料などにより、費用は前後します。
ザックリですが、葺き替え工事には以下の費用がかかります。
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瓦屋根が乾式か土葺きで撤去費用が変わる
既存の瓦屋根の施工させている方法によってかかる費用が異なります。
1つは瓦桟と呼ばれる木の棒で固定されている乾式。
もう1つは土で瓦を固定する土葺きです。
以下は一般的な大きさのお住まいでの撤去費用の相場です。
瓦屋根の施工 | 撤去費用 |
乾式 | 約20~30万円 |
土葺き(湿式) | 約55~65万円 |
上記のように、土葺きの方が撤去費用は高額になります。
土を取り除いて処分する必要があること、土と瓦の重みで歪んだ屋根の下地を整える作業が必要なため、高くなります。
費用はかかりますが、耐震性だけでなく、耐風性の面でも土葺きの屋根はできるだけ早めに軽量屋根への葺き替えをオススメします。
ガルバリウム鋼板の種類によって費用が変わる
ガルバリウム鋼板にも様々な種類があり、それぞれ特徴や機能が違います。
ガルバリウム鋼板の種類 | 費用相場 |
断熱材一体型SGL鋼板フッ素 | 約7,000円~7,500円/㎡ |
断熱材一体型SGL鋼板 | 約6,000円~6,500円/㎡ |
断熱材一体型ガルバリウム鋼板 | 約5,800円~6,300円/㎡ |
石粒付き鋼板(ニュージーランド製) | 約5,800円~6,300円/㎡ |
石粒付き鋼板(韓国製) | 約5,500円~5,800円/㎡ |
屋根工事ならホームテックワンへお任せください!
今後、ご家族みな様が安心して暮らすためにも軽量な金属屋根への葺き替えをご検討されてはいかがでしょうか。
最近では耐震性だけでなく、断熱性、遮音性に優れた屋根材も登場しています。
価格、デザイン、耐久性、立地条件などを考慮し、最適な屋根材を選びましょう。
瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えには、高い技術と経験が求められます。
ホームテックワンは建築・リフォーム業界で30年以上、数千件の施工実績がございます。
中野区、杉並区、世田谷区、新宿区、渋谷区、豊島区、練馬区の地域密着店なので、この地域の特徴に合わせたベストな屋根材・施工方法を提案します。
現場調査・お見積りは無料です。
屋根工事のことなら、何でもお気軽にご相談ください(^^)/
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