天井にできたシミは雨漏りが原因!予防策はある?
2021年4月27日更新
「気づいたら、天井にシミができていた・・」
このような天井にできたシミは、住宅のどこかから起きた「雨漏り」が原因です。
雨漏りが起きた箇所を特定し、早急に適切な修理を行うことで「シミが広がってしまう」のを防ぐことができます!
そこで今回は「雨漏りの原因」や「予防策」について解説していきたいと思います。
この記事の内容を参考にして、早速予防に踏み出していきましょう!
雨漏りの原因は”経年劣化と破損”!箇所別の修理方法は?
雨漏りの主な原因は、部材の「経年劣化と破損」です。
下記の4箇所に分けて詳しく原因や修理方法について解説していきます! ①屋根材・屋根塗装 ②外壁材・コーキング ③サッシ・サッシ回り ④ベランダ1つずつみていきましょう。
雨漏りの原因と修理方法①屋根材・屋根塗装
屋根からの雨漏りの原因となるのは屋根材や屋根塗装の劣化・破損です。
下記のような症状が雨漏りに繋がっていきます。
・色褪せ ・ひび割れ ・破損 ・設置物の転倒(太陽光パネル・アンテナ・室外機) |
屋根塗装の寿命は10年程度です。
しかし、屋根は紫外線や外気温・湿度などの影響を受けやすい場所にあるため、寿命が早まってしまうことも多くあります。
紫外線などの影響を受けると、屋根の表面を保護していた塗料は徐々に薄くなり、大事な「防水機能」が失われていきます。
そのような状態が続くと、経年劣化した部分から雨水が内部に侵入してしまうのです・・。
また、屋根に設置されている太陽光パネルやアンテナが転倒したことによる衝撃や留め金具の力で屋根材が剥がれてしまうこともあります。
屋根の上に何か設置しているものがあるのなら、それらのトラブルも雨漏りの原因として考えましょう。
【雨漏り修理方法】屋根・屋根塗装
屋根からの雨漏りは状況に応じて、修理方法を選択します。
・屋根塗装工事 ・ひび割れや破損部分の修繕 ・葺き替え ・カバー工法 |
強風や飛来物からの衝撃によって穴が空いてしまった等、明らかに破損部分がある場合は、その箇所のみの修繕で対応することができます。
しかし、破損の箇所が広い場合や、全体的な劣化が原因である場合は、部分補修では対応できません。
場合によっては、新しい屋根に取り替える「葺き替え」や既存の屋根に新しい屋根を被せる「カバー工法」で対応する必要がありますので、専門業者に判断してもらいましょう。
このように雨漏りが起きた原因や破損面積などによって、修理方法は異なります。
部分的な補修を行えば、その時の雨漏りを防ぐことはできても、すぐに違う箇所から雨漏りが起きてしまうこともあるので、全体的な屋根の状態から判断することが大切です!
雨漏りの原因と修理方法②外壁材・コーキング
外壁材やコーキングに「経年劣化」や「破損」が起きることで、住宅内部に雨水が侵入してしまうことがあります。
下記のような症状があったら、外壁材やコーキングからの雨漏りを疑いましょう。
・コーキングが割れている、破損部分がある ・外壁材が色褪せている ・外壁材にひび割れやサビが確認できる |
現在住宅の外壁材として多く使われている窯業系サイディングや金属系サイディングは、外壁材本体は水に弱い性質を持っています。そのため、表面に防水機能がある塗料を塗ることで、雨水から外壁材を守っているのです。
しかし、その塗料は紫外線などの影響で経年劣化していきます。
すると十分な防水機能がない状態の外壁材になり、ひび割れやサビが起きやすくなり、その部分から雨漏りがしやすい状態となります。
【雨漏り修理方法】外壁材・コーキング
外壁材やコーキング部分から雨漏りが発生している場合、下記のような修理を行います。
・コーキングの打ち替えや増し打ち ・外壁材の塗装工事 ・外壁材の交換 |
外壁材本体には問題がなく、コーキングのひび割れや破損が雨漏りの原因とみられる場合は、コーキングの打ち替えや増し打ちを行い、状態を改善します。
ここで注意したいのが「コーキングの厚み」です。コーキングは一定以上の厚みがないと、すぐに剥がれてきてしまうなどのトラブルが起きやすくなります。
既存のコーキングを撤去し、新しいコーキングを施工する「打ち替え」であれば問題はないですが、「増し打ち」をする場合は十分に厚みが確保できるのかを確認することが大切です。
中には、打ってしまえば厚みを確認できないことから、適当にコーキングを打って終わりという業者もあるようです・・。
そのような悪質業者に捕まってしまわないように、信頼できる業者を選定して修理を行ってもらいましょう。
雨漏りの原因と修理方法③サッシ・サッシ回り
サッシやサッシ回りからの雨漏りは、下記の部分の劣化や破損が原因となっています。
・サッシ本体 ・サッシ枠 ・パッキン ・サッシ回りのコーキング |
サッシは外壁材と同様、紫外線や外気温・湿度の影響を受けやすい場所にあります。そのため、経年劣化を起こし、ひび割れなどが起きてしまい、そこから雨漏りが発生する事があります。
また、地震や台風の衝撃でサッシ本体や枠が破損してしまうことも・・。
サッシの破損といえばガラスが思い浮かぶとは思いますが、枠や本体に不具合やトラブルがないか確認しましょう。
【雨漏り修理方法】サッシ・サッシ回り
サッシやサッシ回りからの雨漏りの修理は下記のようなものがあります。
・サッシやサッシの枠を交換する ・劣化や破損がみられる箇所の部分的補修 ・パッキンの交換 ・コーキングの打ち直しや増し打ち |
地震や台風の衝撃で、サッシやサッシ枠が歪んでしまっているのならば、補修は難しい状況です。新しいものに交換して、雨漏りを改善していきます。
他の部分も同様に、補修で対応ができない場合は、新しいものに交換するという作業がメインとなります。
コーキングの打ち直しや増し打ちを行う際は、サッシ以外の箇所でも同様な劣化や破損がないかよく確認しましょう。
同時期に施工したものであれば、他の箇所から雨漏りが発生してしまう可能性が高いです。
何度も補修するのは大変かと思いますので、メンテナンス時期を合わせるためにも、補修する部分以外も点検することが大切です!
雨漏りの原因と修理方法④ベランダ
室内に雨漏りが発生している箇所の上にベランダがある場合は「ベランダの防水層の劣化や破損」があることを疑いましょう。
ベランダは下記のような状態ではないですか?
・排水口が詰まって雨水が流れなくなっている ・ベランダの床に膨れがある ・ベランダの床にひび割れや破損がある |
このような状態であるのなら、ベランダの防水層が「防水」の機能を十分に果たせていない可能性が高いです。防水工事を行う専門業者に依頼し、ベランダの防水層の修理を行ってもらいましょう。
【雨漏り修理方法】ベランダ
ベランダの防水層の劣化や破損が原因で雨漏りが起きている場合は、工法別に下記のような修理を行っていきます。
修理方法 |
|
FRP防水、ウレタン防水 |
・塗膜を再形成する(防水工事のし直し) ・劣化や破損部分に塗装を重ねる |
シート防水、アスファルト防水 |
・表面のトップコートを塗装する ・破れている部分があれば補修する ・状態がひどい場合は施工し直し |
部分的補修ができるレベルの破損であれば、その部分だけを補修することができます。
しかし、全体的に劣化がみられる場合は、部分的補修をしてもすぐにまた雨漏りが発生してしまうでしょう。
再度強力な防水層を形成し、また雨漏りが起きてしまわないように工事をしていきます。
また、合わせて排水口の掃除を行うことも大切です。雨水が流れない状態では、劣化を早めてしまう原因となります。
防水層を傷つけないよう気をつけながら、定期的に掃除を行いましょう。
【雨漏り予防】天井にシミができて欲しくない人は定期点検を行いましょう!
さて、これまで天井にシミができてしまう原因である雨漏りについて詳しく解説してきました。
お伝えしてきたような修理方法を行うことで、これ以上雨漏りが起きるリスクを減らすことができます。
しかし、そもそも「雨漏りは起きて欲しくないもの」ですよね。
何度も修理に費用をかけるのは、誰しも嫌なものです・・。
そのようにモヤモヤしないためには「定期的な点検」を行うことが大切です!
ですが、屋根や外壁材などは高所作業となるので、自分で点検を行うのはとても危険です。
弊社では「屋根・外壁0円診断」を実施していますので、雨漏り予防として活用してみてください♪
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雨漏りによる天井のシミを消す方法3選!
「雨漏りのせいでできたシミを消す方法が知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
業者を呼ぶ前に自分でできることもあるため、参考にしてみてください。
①漂白剤で消す ②塗装で消す ③クロスを張り替えて消す |
天井のシミを消したい場合、いくつかの方法が有効です。
具体的な方法について解説していきますので、天井の状況にあった方法でシミを消してみてください。
しかし「自分でうまく作業できる自信がない」「やってみたもののうまくできなかった」という場合は、業者に相談しましょう。
業者であれば、シミの除去や雨漏り箇所の修理などを行ってくれるため安心です。
天井からの雨漏りが発生した際の応急処置について知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
天井からの雨漏りに対する応急処置の方法
雨漏りによる天井のシミを消す方法①漂白剤で消す
雨漏りのシミは漂白剤を使って消すことができます。
漂白剤は市販のものを用意し、使用する際は10〜50%程度に薄めた状態にしてください。
漂白剤を薄めたら、スプレーなどでシミを消したい箇所に吹きかけます。
その後しばらく時間をおいてから水拭きし、乾いた布でシミを拭き取ったうえで1日ほど乾燥させて完了です。
なお、漂白剤を薄めないまま使用すると、漂白剤を吹きかけた部分が目立ってしまうため注意してください。
また、天井に柄やデザインがついている場合は、漂白剤は使用しないようにしましょう。
雨漏りによる天井のシミを消す方法②塗装で消す
シミが発生している部分の上から塗装することで、シミを消すこともできます。
塗装の際には塗料に加え、塗装後にシミが浮き出ないようにするためのシミ止めシーラーが必要であるため、ホームセンターなどで購入してください。
塗装する際はまず、マスキングテープで塗装箇所周辺を囲みます。 これは塗料がシミの箇所以外につかないようにするためです。
その後、下地にシミ止めシーラーを塗り、塗料を薄めに2、3回程度塗って完了です。
塗料を厚く塗ってしまうと、ひび割れにつながるため重ね塗りを行いましょう。
雨漏りによる天井のシミを消す方法③クロスを張り替えて消す
天井がクロス張りの素材である場合は、クロスの張り替えによってシミを消すことができます。
クロス自体を取り外すため、シミを根本から綺麗にできる点が特徴です。
ただし、張り替え作業は簡単ではないため、自分でできそうにない場合は業者を利用するといいでしょう。
東京都中野区で雨漏り修理を行うなら弊社へご相談ください!
今回は天井にできたシミの原因である「雨漏り」について解説してきました。
雨漏りを引き起こしている原因は下記の通りです。
場所 | 原因 |
①屋根材・屋根塗装 |
・色褪せ ・ひび割れ ・破損 ・設置物の転倒(太陽光パネル・アンテナ・室外機) |
②外壁材・コーキング |
・コーキングの割れ・破損 ・外壁材の色褪せ、ひび割れ、サビ |
③サッシ・サッシ回り |
・サッシ本体やサッシ枠の劣化や破損 ・パッキンの劣化 ・サッシ回りのコーキングの劣化や破損(ひび割れ等) |
④ベランダ |
・排水口が詰まって雨水が流れなくなっている ・ベランダの床に膨れがある ・ベランダの床にひび割れや破損がある |
これらの箇所からの雨漏りを予防するには「定期的な点検」が必要です。
大きな台風や地震の後、季節の変わり目、前回のメンテナンスから5年・10年が経過した節目など、何かのきっかけを機に点検を依頼しましょう。
屋根・外壁0円診断
しかし、気をつけていても雨漏りというのは起こってしまうもの・・。
今回お伝えしてきたような修理方法で、それ以上雨漏りが起きてしまわないように修繕し、何度も同じようなシミが天井にできてしまわないようにしていきましょう。
中野区の雨漏り修理・屋根修理・屋根リフォーム専門店【株式会社HOME TECH ONE】
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