天井のシミの原因は雨漏り!対処法と予防策について
2021年4月27日更新
「気づいたら、天井にシミができていた・・」
「もしかして、雨漏り・・・?」
天井にシミを見つけたら、まず屋根からの雨漏りをご心配する方が多いと思います。
結露や建材の劣化、動物の糞尿など、原因はいくつかありますが、雨漏りが原因とされる割合は約60〜70%。
雨漏りが原因の場合は、放っておくことでさらに大きな被害になり、修理代もかさんでしまいます。
もう少し様子を見ようと思っているうちにシミや被害がどんどん広がってしまいますので、早急な処置が必要です。
そこで今回は「雨漏りの原因と対策」について詳しく解説します。
できてしまった「天井のシミの消し方」もご紹介しますね!
雨漏りの原因とそれぞれの
修理方法
雨漏りの主な原因は、お住まいを構成している部材の「経年劣化と破損」です。
下記の4箇所に分けて、原因や修理方法を解説していきます。一つずつ詳しく見ていきましょう。
①屋根
②外壁
③窓・サッシ
④ベランダ
【雨漏りの原因】①屋根
屋根は紫外線や風雨の影響を受けやすく、建物の中でも劣化しやすい部分です。また雨が直接当たる場所なので、雨漏りの原因となることが多く、具体的には以下のような症状が雨漏りにつながっています。
・屋根材のひび割れ、破損 ・屋根材の色あせ ・棟板金や谷板金などの板金部分のサビ、破損 ・設置物の転倒(太陽光パネル・アンテナ・室外機) |
屋根塗装、屋根材の劣化
しかし、屋根は紫外線や外気温・湿度などの影響を受けやすい場所にあるため、環境から受けるダメージも大きく、寿命が早まるケースも多くあります。
屋根の表面を保護していた塗料も紫外線などからの影響と経年劣化で徐々に薄くなり、大事な「防水機能」が失われていきます。
塗装の必要がない瓦も長い年月の間に自然災害によるズレや割れ、漆喰に劣化が見られるようになります。
そのような劣化・破損した部分から雨水が内部に侵入し、雨漏りにつながります。
棟板金など板金部分の劣化、損傷
屋根は、瓦やスレートなどの屋根材で覆われていますが、棟部分では2枚の屋根材が交差するため、雨水が浸入しやすくなります。そこで、棟部分に棟板金を設置することで、雨水の浸入を防いでいます。
棟板金の劣化や損傷の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
・釘の抜け
・錆
・ひび割れ
棟板金は、屋根の重要な部材の一つです。上記のような症状があると雨漏りの原因となりますので注意が必要です。
設置物の転倒(/太陽光パネル/アンテナ/室外機など)
屋根材の下には防水シートを設置していますが、この防水シートまで破れてしまうケースもあります。
防水シートの寿命は20年程度ですので、築年数が古い場合は防水シートの劣化にもご注意ください。
【雨漏り修理方法】①屋根
屋根からの雨漏りは状況に応じて、下記の修理方法を選択します。
・屋根塗装工事 ・ひび割れや破損部分の修繕 ・葺き替え ・カバー工法 |
屋根塗装工事
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ひび割れや破損部分の修繕
経年劣化で屋根材にひび割れが見られる場合も、割れている範囲が狭い場合はその部分だけを補修していきます。亀裂部分に防水の役割があるコーキング材などを詰めることで、内部に雨水が侵入するのを防ぐことができます。
しかし、破損の箇所が広い場合や、全体的な劣化が原因である場合は、部分補修では対応できません。場合によっては、新しい屋根に取り替える「葺き替え」や既存の屋根に新しい屋根を被せる「カバー工法」で対応する必要があります。
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カバー工法
既存の屋根材をはがさないため、工事期間が短く済みますし、撤去・廃材処分費用がかかりません。また、新しい屋根材を重ねることで、断熱性・防音性・防水性が向上します。そのため、室内の温度や騒音を抑え、雨漏りのリスクを減らすことができます。
ただし、新しい屋根材を重ねるため、屋根が重くなり、耐震性が低くなる可能性があります。また、部分的な修理が困難になる、選べる屋根材が限られることなど、デメリットもあります。
そのため、工事を行う前に、メリットとデメリットを十分に検討しておくことが大切です。
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葺き替え
新しい屋根に変える工事となるので、修理方法の中では1番金額が高くなってしまいます。
しかし、既存の屋根を全て撤去し、新しい屋根にすることで見た目が綺麗になるだけではなく、既存の屋根材を撤去して下地材や防水シートなども一新しますので、機能面も充実し、今後安心して暮らしていただけます。
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【雨漏りの原因】②外壁
外壁材やコーキングに「経年劣化」や「破損」が起きることで、住宅内部に雨水が侵入してしまうことがあります。
下記のような症状があったら、外壁材やコーキングからの雨漏りを疑いましょう。
・コーキングが割れている、破損部分がある ・外壁材が色褪せている ・外壁材にひび割れやサビが確認できる |
コーキングの劣化
雨が長く続く梅雨時期や、台風など横なぐりの風で雨が壁に強く当たるような時は、特に注意が必要です。
外壁材の劣化
しかし、その塗料は紫外線などの影響で経年劣化していきます。 すると十分な防水機能がない状態の外壁材になり、ひび割れやサビが起きやすくなり、その部分から雨漏りがしやすい状態となります。
【雨漏り修理方法】②外壁
外壁材やコーキング部分から雨漏りが発生している場合、下記のような修理を行います。
・コーキングの打ち替えや増し打ち ・外壁材の塗装工事 ・外壁材の交換 |
コーキングの打ち替えや増し打ち
ここで注意したいのが「コーキングの厚み」です。コーキングは一定以上の厚みがないと、すぐに剥がれてきてしまうなどのトラブルが起きやすくなります。
既存のコーキングを撤去し、新しいコーキングを施工する「打ち替え」であれば問題はないですが、「増し打ち」をする場合は十分に厚みが確保できるのかを確認することが大切です。
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中には、打ってしまえば厚みを確認できないことから、適当にコーキングを打って終わりという業者もあるようです…。そのような悪質業者に捕まってしまわないように、信頼できる業者を選定して修理を行ってもらいましょう。
外壁塗装工事
外壁や屋根に塗料を塗るのは、外壁材や屋根材を守るのが大きな目的ですが、「十分な塗膜の厚み」がなければ塗料本来の保護機能を果たすことができません。メーカーの指定する塗膜厚を守ることでカタログ通りの耐久性を引き出すことができます。
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外壁材の交換・カバー工事
【サイディング張替え】
既存の壁材を剥がし、新しく壁材を貼り付けます。耐久性が高い金属サイデイングがおススメです。
【外壁カバー工法】
既存の壁材の上にサイディングを貼り付けます。耐震性と耐久性の観点から、金属サイディングをおススメしています。
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【雨漏りの原因】③サッシ・サッシ回り
サッシやサッシ回りからの雨漏りは、下記の部分の劣化や破損が原因となっています。
・サッシ本体 ・サッシ枠 ・パッキン ・サッシ回りのコーキング |
サッシは外壁材と同様、紫外線や外気温・湿度の影響を受けやすい場所にあります。そのため、経年劣化を起こし、ひび割れなどが起きてしまい、そこから雨漏りが発生する事があります。
また、地震や台風の衝撃でサッシ本体や枠が破損してしまうことも…。
サッシの破損といえばガラスが思い浮かぶとは思いますが、枠や本体に不具合やトラブルがないか確認しましょう。
【雨漏り修理方法】③サッシ・サッシまわり
サッシやサッシ回りからの雨漏りの修理は下記のようなものがあります。
・サッシやサッシの枠を交換する ・劣化や破損がみられる箇所の部分的補修 ・パッキンの交換 ・コーキングの打ち直しや増し打ち |
サッシの部分補修・交換
他の部分も同様に、補修で対応ができない場合は、新しいものに交換するという作業がメインとなります。
▼詳しくはコチラ▼
コーキングの打ち直しや増し打ち
同時期に施工したものであれば、他の箇所から雨漏りが発生してしまう可能性が高いです。
何度も補修するのは大変かと思いますので、メンテナンス時期を合わせるためにも、補修する部分以外も点検することが大切です!
【雨漏りの原因】④ベランダ
室内の雨漏りが発生している箇所の上にベランダがある場合は「ベランダの防水層の劣化や破損」を疑いましょう。
ベランダは下記のような状態ではないですか?
・排水口が詰まって雨水が流れなくなっている ・ベランダの床に膨れがある ・ベランダの床にひび割れや破損がある |
このような状態なら、ベランダの防水層が「防水」の機能を十分に果たせていない可能性が高いです。防水工事を行う専門業者に依頼し、ベランダの防水層の修理を行ってもらいましょう。
【雨漏り修理方法】④ベランダ
ベランダの防水層の劣化や破損が原因で雨漏りが起きている場合は、防水工事を行います。
ベランダ防水工事
防水層の表面を保護するトップコートは10年程度で劣化してひび割れてくることが多いので、定期的に点検をしてトップコートを塗り直し、防水層の劣化を防ぐようにしましょう。
ベランダの防水工事にはいくつかの種類があります。工事によって施工方法や費用にも違いがありますので、詳しくは以下のページをご覧ください。
▼詳しくはコチラ▼
防水層を傷つけないよう気をつけながら、定期的に掃除を行いましょう。
ホームテックワンではこれまで雨漏り修繕も数多く手掛けてきました。
ぜひご参考になさってください!
▼雨漏り修理事例はコチラ▼
雨漏りの修繕費用について
以下は当社で修繕する場合の費用目安です。実際の費用は建物の状態や修理内容によって異なります。
正確なお見積もりを知りたい場合は、ぜひご相談ください!現地調査のうえで詳細なお見積もりをご提案いたします。
屋根工事の費用目安
屋根葺き替え工事 |
屋根カバー工法 |
屋根塗装 |
耐用年数: 79.8万円〜 |
耐用年数: 69.8万円〜 |
耐用年数: 23.8万円〜 |
外壁工事の費用目安
サイディング張り替え |
サイディングカバー工法 |
外壁塗装 |
耐用年数: 180万円〜 |
耐用年数: 150万円〜 |
耐用年数: 56.8万円〜 |
ベランダ防水・部分補修工事の費用目安
ベランダ防水 |
棟板金補修 |
コーキング補修 |
瓦屋根補修 |
4.8万円〜 |
1.5万円〜 |
1200円/m〜 |
1.8万円〜 |
雨漏り修繕の費用と内容について、詳しくは以下のページをご覧ください。
▼詳しくはコチラ▼
雨漏りの予防策
天井にシミができて欲しくない人は定期点検を行いましょう!
さて、これまで天井にシミができてしまう原因である雨漏りについて詳しく解説してきました。
お伝えしてきたような修理方法を行うことで、これ以上雨漏りが起きるリスクを減らすことができます。 しかし、そもそも「雨漏りは起きて欲しくないもの」ですよね。
何度も修理に費用をかけるのは、誰しも嫌なものです・・。 そのようにモヤモヤしないためには「定期的な点検」を行うことが大切です! ですが、屋根や外壁材などは高所作業となるので、自分で点検を行うのはとても危険です。
弊社では「屋根・外壁0円診断」を実施していますので、雨漏り予防として活用してみてください♪
症状が重くなると修理費用もかさみます。築8~12年たったら、一度点検をお勧めしています!完全無料、見るだけOKです!
国家資格を持っている専門スタッフが徹底的にチェックします。
雨漏りによる天井のシミを消す、
3つの方法!
「雨漏りのせいでできたシミを消す方法が知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
業者を呼ぶ前に自分でできることもあるため、参考にしてみてください。
・漂白剤で消す ・塗装で消す ・クロスを張り替えて消す |
天井のシミを消したい場合、いくつかの方法が有効です。具体的な方法について解説していきますので、天井の状況にあった方法でシミを消してみてください。
しかし「自分でうまく作業できる自信がない」「やってみたもののうまくできなかった」という場合は、業者に相談しましょう。業者であれば、シミの除去や雨漏り箇所の修理などを行ってくれるため安心です。
天井からの雨漏りが発生した際の応急処置について知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
▼天井からの雨漏りに対する応急処置の方法▼
【雨漏りによる天井のシミを消す方法】①漂白剤で消す
漂白剤は市販のものを用意し、使用する際は10〜50%程度に薄めた状態にしてください。
漂白剤を薄めたら、スプレーなどでシミを消したい箇所に吹きかけます。
その後しばらく時間をおいてから水拭きし、乾いた布でシミを拭き取ったうえで1日ほど乾燥させて完了です。
なお、漂白剤を薄めないまま使用すると、漂白剤を吹きかけた部分が目立ってしまうため注意してください。
また、天井に柄やデザインがついている場合は、漂白剤は使用しないようにしましょう。
※注意
漂白剤は強力な薬品のため、使用時には手袋やゴーグルなどの保護具を着用し、換気を十分に行いながらお使いください。ご自身での使用に不安がある場合は、専門業者に依頼しましょう。
【雨漏りによる天井のシミを消す方法】②塗装で消す
塗装の際には塗料に加え、塗装後にシミが浮き出ないようにするためのシミ止めシーラーが必要であるため、ホームセンターなどで購入してください。
塗装する際はまず、マスキングテープで塗装箇所周辺を囲みます。 これは塗料がシミの箇所以外につかないようにするためです。
その後、下地にシミ止めシーラーを塗り、塗料を薄めに2、3回程度塗って完了です。
塗料を厚く塗ってしまうと、ひび割れにつながるため重ね塗りを行いましょう。
【雨漏りによる天井のシミを消す方法】③クロスを張り替えて消す
天井がクロス張りの素材である場合は、クロスの張り替えによってシミを消すことができます。クロス自体を取り外すため、シミを根本から綺麗にできる点が特徴です。
ただし、張り替え作業は簡単ではないため、自分でできそうにない場合は業者を利用するといいでしょう。
ホームテックワンでは、内装リフォームも行っております。
詳しくはリフォーム本舗公式サイトをご覧ください。
東京都中野区で雨漏り修理を行うなら雨漏り修繕のプロ、ホームテックワンへご相談ください!
今回は天井にできたシミの原因である「雨漏り」について解説してきました。
雨漏りを引き起こしている原因は下記の通りです。
場所 | 原因 |
①屋根材・屋根塗装 |
・色褪せ ・ひび割れ ・破損 ・設置物の転倒(太陽光パネル・アンテナ・室外機) |
②外壁材・コーキング |
・コーキングの割れ・破損 ・外壁材の色褪せ、ひび割れ、サビ |
③サッシ・サッシ回り |
・サッシ本体やサッシ枠の劣化や破損 ・パッキンの劣化 ・サッシ回りのコーキングの劣化や破損(ひび割れ等) |
④ベランダ |
・排水口が詰まって雨水が流れなくなっている ・ベランダの床に膨れがある ・ベランダの床にひび割れや破損がある |
これらの箇所からの雨漏りを予防するには「定期的な点検」が必要です。
大きな台風や地震の後、季節の変わり目、前回のメンテナンスから5年・10年が経過した節目など、何かのきっかけを機に点検を依頼しましょう。
弊社では「屋根・外壁0円診断」を実施していますので、ぜひご利用ください!
症状が重くなると修理費用もかさみます。築8~12年たったら、一度点検をお勧めしています!完全無料、見るだけOKです!
国家資格を持っている専門スタッフが徹底的にチェックします。
雨漏り調査と修繕の内容については、以下のページで詳しくご案内しております。ぜひご覧ください。
▼雨漏り調査と修繕について詳しく見る▼
東京都中野区・世田谷区の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
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お問い合わせ窓口:0120-500-457
(8:00~20:00 土日祝も対応!)
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★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
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