「雨漏りの修理に火災保険が適用出来るって本当？適用出来る条件を知りたいな」といった悩みをお持ちではないでしょうか？

本記事では、雨漏りの際に火災保険が適用されない条件を紹介します。

自分の場合は適用出来るのかどうか知りたいという方は、ぜひ読んでみてください。

経年劣化による雨漏りの場合

自然災害とは関係なく、経年劣化によって発生した雨漏りの場合は火災保険が適用されません。

火災保険は「火災・落雷・爆発・風災・雪災」等の突発的に起こった自然災害に対して支払われるものです。

特に、塗装や修理などのメンテナンスが過去10年間以内におこなわれていなかった場合は経年劣化と診断されやすいです。

また、雨漏りの原因が自然災害の場合でも、すぐに申請をおこなわなかった場合は適用外となってしまう可能性があります。

たとえば、台風によって瓦が飛んでしまって、そこから雨漏りが発生したケースでも、申請が遅くなってしまった場合、原因の特定が困難になってしまいます。

なので、「修理はまだいいかな」と考えずに、自然災害による雨漏りが発生したら、すぐに申請するようにしましょう。

業者の施工不良による雨漏りの場合

家の初期不良やメンテナンス時の施工不良による雨漏りの場合でも、火災保険は適用されません。

こちらも自然災害による雨漏りではなく、施工業者の過失による雨漏りだからです。

新築の初期不良によって雨漏りが発生した場合は、建築会社に雨漏りを指摘して無料で修理してもらうことが出来ます。

新築を提供した事業者は全員「住宅瑕疵担保保険」という建物の購入から10年以内の欠陥の責任を取ることが義務付けられています。

なので、新築の初期不良によって雨漏りが発生したら、建築会社に申し立てましょう。

修理や塗装等、メンテナンス時の施工不良の場合は、施工業者に賠償請求できる可能性があります。

雨漏りの修理はプロでも難易度が高いため、施工不良が起こり易いです。

前もってアフターフォロー付きの業者を選んでおくことをおすすめします。

地震によって発生した雨漏りの場合

地震によって発生した雨漏りは、火災保険の保障範囲外なので火災保険は適用されません。

火災保険は「火災・落雷・爆発・風災・雪災」等の自然災害による被害のための保険です。

地震による被害の補償は含まれていません。

そのため、地震による被害にそなえるためには「地震保険」に加入しておくことが必要です。

地震が起こると、外壁にヒビが入ったり屋根材に穴が開いたりして雨漏りなどの二次被害が発生してしまい易いです。

地震大国の日本に住んでいるからこそ、地震保険の加入をおすすめします。

雨漏りの発生から3年以上経過した場合

火災保険の請求期限は3年です。

なので、雨漏り発生から3年以上たってしまうと火災保険が適用されません。

保険法第95条に以下のように記されています。

保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、三年間行わないときは、時効によって消滅する。

また、自然災害による雨漏り発生から3年以内であっても、ある程度時間がたってしまうと経年劣化との見分けがつかず、保障を受けられない可能性があります。

なので、修理を後回しにせずに、雨漏りが発生したらすぐに申請しましょう。

雨漏りで火災保険が適応される条件について

雨漏りで火災保険が適応される条件について知りたい方も多くいると思います。

こちらの記事で火災保険が適応される条件についてまとめましたので確認してみて下さい。

雨漏りで火災保険が適応される条件について知りたい方はこちら

雨漏りで火災保険が適応されない条件のまとめ

今回は、雨漏りの際に火災保険が適用されない条件を紹介しました。

雨漏りの修理はかなり高額で10万円～100万円ほどかかります。

簡単に払える金額ではないので、火災保険を活用して家計へのダメージを軽くしましょう。

また、「3年あるからいつでも大丈夫」と思って放置せず、早めに申請をしましょう。

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