モルタルはデザイン性に優れていることなどから、外壁に使われる建材であるものの、ひび割れしやすかったり、防水機能が低下するなどの問題がから雨漏りすることがあります。

雨漏りしたときにどのように対応するべきか、お伝えしていきます。

雨漏りを自分で修理する場合

１防水スプレー

まず防水スプレーです。

簡単に吹き付けた場所に防水加工をすることができる便利なアイテムです。

０．３ｍｍ以下のひび割れであるヘアークラックなどの微小なひび割れや塗装の劣化した部分であれば、防水スプレーを使うことで、十分雨水が浸入しにくくなります。

しかしながら、０．３ｍｍ以上のひび割れなど外壁内部などひび割れの深い部分にまでは防水スプレーは入っていくことが難しいといえます。なので、雨漏りがすでに発生している場合は効果が見込めません。

防水スプレーはホームセンターで探すこともできますが、今ではアマゾンなどで探すことができます。サイズや種類を確認し、使い方に注意しながら利用しましょう。

２コーキングで予防する

０．３ｍｍ以下のひび割れであればコーキングで大きなひび割れを予防できます。

DIYでコーキング補修する際には道具を用意する必要があります。

まずはコーキング剤とコーキングガンを用意し、プライマー（下塗り剤）とハケ・ヘラそして中性洗剤を用意してください。セメンダインの多用途シーリング剤で探してみてください。

ではコーキングでモルタル外壁のひび割れを補修する手順をお伝えします。

まず、中性洗剤で補修箇所を洗浄→補修箇所の周辺を養生→プライマーを塗る→コーキング剤をならしていく→テープを剥がす→丸2日乾燥させる。

というステップでコーキングの補修をおこなってみてください。

また、０．３ｍｍ以上の深いものは自分でやるコーキング補修は難しいと思われます。技術がないと外装を傷つけることもあるため専門業者に依頼することをおすすめします。

３モルタル外壁からの雨漏りを修理業者の費用

自分自身で修理する場合は何が必要か紹介したため、かかる費用は道具代のみになりますので、おおよその金額は調べればわかります。しかし、業者に依頼する際は費用と期間が気になるはずです。

下記で作業とおおよその金額や納期を紹介します。

シーリング材の補修や取り換えは費用数万円からで期間1～2日となります。

ひび割れの修繕は費用数万円からで、期間1～2日となります。

水きり金具の修理・交換は費用数万円からで期間1～3日となります。

外壁塗装の塗り替えは費用100万円からで期間10～14日となります。

サイディングの全面張り替えは費用200万円から期間10～15日となります。

モルタルやサイディングの外壁全体を金属カバーで覆うと費用200万円から期間10～15日となります。

これらを目安に修理方法も選んでください。

モルタル外壁の雨漏りの原因について

モルタル外壁の雨漏りの対処法に併せて、原因についても確認しておくことをおすすめします。

原因について知っておくことで、対処法を素早く決めることができます。

こちらの記事で原因について解説していますので、是非確認してみて下さい。

モルタル外壁の雨漏りの原因について知りたい方はこちら

モルタル外壁が雨漏りをしたら

どのような修理方法になるかは、雨漏りの規模や外壁の状態によって異なるので専門業者をしっかり選択し、担当者の方とよく相談してください。

また、外壁の種類や家の状態によっては修理工法が制限されることもあるので、上記の修理方法すべてから選択できるわけではありませんのでご注意ください。

他でもお伝えしたように、雨漏りのリサーチや修理は実績を重視した上で業者を選びましょう。値段が安い業者は確かに選びたくなると思います。ただ、工程を少し減らしたり、建材を安いもの使ったりして、値段を下げる業者もあります。ですので、いくつかの業者をピックアップし相見積もりを取るようにしましょう。安い業者の場合は見積書の中身が差がある可能性があります。

全く同じ内容なのに明らかに差がある場合はヒアリングして、理由を確認しましょう。納得できる内容でない場合は注意が必要です。

家を施工したハウスメーカーなどに依頼する場合、下請けに出してマージンを得ているので高い金額になっていますが、そういった不安はなくなるかもしれません。

ホームテックワンでは、雨漏りの点検や修理の作業、お見積りを承っております。”雨漏りの修理をお考えでしたらコチラ“をご覧ください。