東京都中野区・F様 雨漏り補修(屋根カバー工法・シーリング工事)の現場調査に伺いました!
2024年4月5日更新
東京都中野区のF様邸にて、雨漏り補修(屋根カバー工法・シーリング工事)の現場調査を行いました!
【「雨漏りを直してほしい」とお問合せくださいました】
当社のお問合せフォームから「雨漏りをしているので直してほしい」とのご連絡をくださいました。
すぐにでも調査にさせていただきたかったのですが、お仕事の都合でお問合せいただいてから4日後にF様邸へ伺うこととなりました。
お電話で被害状況を伺ったところ、「2階天井から雨水が落ちてくる」とのことだったので、応急処置の方法をお伝えしました。
天井から雨水がポタポタと落ちてくる場合は床を濡らさないよう、ビニールシートを引いて、雑巾を入れたバケツを置けばOKです。
定期的に雑巾をしぼり、バケツの中の水を捨てていただくようお伝えしました。
【雨漏りの原因は屋根にありました】
こちらが現場調査に伺った際に撮影したF様邸の写真です。
築24年のお住まいで「屋根の工事は棟板金の交換だけしたことがある」とのことでした。
仰っていた2階の天井を確認すると、シミができていました。
雨の日にボタボタと雨水が落ちてきていたということです。
雨漏りの状態から屋根に原因がある可能性が高いとみて、F様に許可をいただき、屋根に上らせていただきました。
写真に写っている棟板金の上半分の色が違いますよね。
ここが新しく交換した、と仰っていた部分です。
雨漏りの原因は棟板金ではなく、スレート瓦にありました。
上の写真でも大きなひび割れが10箇所程見られます。
このようなひび割れが屋根材全体に発生していました。
ひび割れから雨水が入り込み、スレート瓦の下に敷いている防水シートが破損し、雨水が建物の内部へ侵入していました。
また、このように反り返っている部分もありました。
ひび割れや反りが起こる原因は、スレート瓦の塗装が劣化したことです。
防水性を失ったスレート瓦が雨水を吸収し、晴れた日に乾燥、それを繰り返すことでひび割れや反りが起こります。
ひび割れや反りが起こらないようにするためには、屋根塗装で防水性を維持することです。
大体10年に1度、塗り替えをすることをおすすめしています。
今回は屋根材の下の防水シートまで破損していたこと、塗装では補修しきれない状態までスレート瓦が傷んでいることから、屋根カバー工法を提案させていただきました。
【雨漏りの補修方法の1つ、屋根カバー工法とは】
屋根カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根を被せる工事です。
屋根というのは、ざっくり言うと上から屋根材→防水シート→野地板の順に重なっています。
屋根カバー工法を行うと、上から新しい屋根材→新しい防水シート→既存の屋根材→既存の防水シート→野地板となります。
「そんなことをして問題ないんですか?」とF様は驚かれていました。
屋根工事はそう頻繁に行うものではないので、ご存知ない方は非常に多いですが、ごく一般的な屋根工事の1つです。
デメリットは、屋根が二重になるので屋根全体が重たくなり、耐震性が下がることです。
とは言え、軽量な屋根の上に軽量な屋根を葺く工事なので、それほど心配しなくても大丈夫です。
既存の屋根が重たい瓦屋根の場合は屋根カバー工法は行いません。
基本的にはスレート瓦や軽量な金属瓦にだけ施工できる方法です。
メリットは、既存の屋根材を残すので解体や処分にかかる費用を節約できることです。
棟板金や雪止めは撤去しますが、屋根材はそのままです。
また、屋根が二重になることによって遮音性や断熱性が向上します。
スレート瓦の寿命が過ぎた場合、ほとんどのお客様か屋根カバー工法を選択されます。
【シーリングに亀裂が起こっていました】
雨漏りの原因は特定できたのですが、お住まい全体も調査をさせていただきました。
屋根からの雨漏りが直っても、他のところに不具合があれば、またすぐ雨漏りが起きてしまいます。
外壁を調査させていただくと、シーリングに大きく亀裂が入っている箇所がありました。
雨漏りは屋根が原因と思われがちですが、このようなシーリングが原因となるケースも少なくありません。
屋根カバー工法では地上から屋根の上まで足場を組みます。
そのため、外壁のシーリング工事も一緒にすることを提案させていただきました。
足場代は一般的な大きさのお住まいの場合、1回の工事につき約20万円~25万円かかります。
そのため、屋根工事とシーリング工事を別々に行えば足場代は2倍になります。
F様にご案内内容にご納得いただき、正式に工事をお申込みくださいました。
屋根カバー工法とシーリング工事を行います。
施工の様子は着工後、施工事例のページにてお伝えします。
各工程ごとに随時更新していきますので、ご覧いただけますと幸いです^^
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