瓦屋根を修理する方法とその種類を解説!割れの放置は厳禁!?
2022年2月11日更新
自宅の屋根が「瓦屋根」である皆さん、最近点検や修理・補修をしていますか?
「そういえば10年近く点検してないかも・・」
「最近台風も地震もないから大丈夫でしょう!」
このような人は多いのではないでしょうか。
結論から言えば・・10年近く点検や修理を行っていないのはとても危険です!
瓦屋根は様々なことが原因で「割れ」が発生してしまうことがあり、そこから徐々に防水シートの劣化が起き、雨漏りが起きてしまうことも・・。
また、割れている状態で強風が吹き荒れるような台風が来れば、近所のお宅にまで瓦が飛んでしまい、車のガラスを割ってしまうなどのトラブルが起きるかもしれません。
自分の家を守るため、そして近所との関係性を良好に保つためには、瓦屋根の定期的な点検や適切な修理・補修がとても大切です。
そこで今回は・・
・自宅の屋根が瓦屋根である人
・最近点検や修理などを行っていない人
このような人のために「瓦屋根を修理する方法」や「なぜ瓦は割れてしまうのか(原因)」について詳しくお伝えしていきたいと思います!
それでは早速内容に入っていきましょう。
瓦屋根の修理方法と種類は4つ!
瓦屋根の修理方法と種類は4つあります。
①割れた瓦の交換
②葺き替え
③葺き直し
④漆喰の補修
現状の瓦や下地材、棟板金などにどこまで割れや劣化が起きているかを判断した上で、修理方法や種類を決めていきます。
どの部位に不具合やトラブルがあるのかによっても、修理方法は異なりますので、専門業者に診断を依頼し、適切な修理をしてもらってくださいね!
瓦屋根の修理方法と種類①割れた瓦の交換
部分的に瓦が割れている場合は、割れている瓦の交換を行います。
1枚からでも対応が可能なので、比較的費用は抑えられる修理です。
しかし、割れているのが数枚であっても棟板金近くである場合は、一度棟を外した後での交換となるので、その分費用はかかってしまいます。
このように、割れてしまっている場所によっても瓦の交換費用は異なります。
次のことを確かめてもらった上で金額を出してもらうようにしましょう。
・本当にその数枚だけなのか
・他の部分に割れはないのか
・割れた原因は何なのか
割れてしまった原因が「寒さ」であった場合などは他の瓦にも被害が及ぶ可能性が高くなります。
そのため、気候や気温なども考慮して判断することが大切です!
瓦屋根の修理方法と種類②葺き替え
葺き替えは、今ある瓦を全て撤去し、下地材や漆喰・防水シートなどを綺麗にした上に、新しい瓦や他の屋根材を施工する修理方法になります。
瓦屋根の修理・メンテナンスの種類の中では、1番コストがかかる方法ではありますが、新しい屋根材を葺くことができるので、1番綺麗で、強度の面でも安心できると言えるでしょう。
また、葺き替えをすることで同じ瓦屋根でも「スレート瓦」など軽量で安価なものに変えることもできます。
日本瓦を葺くよりも屋根としての重量を軽くできるので、耐震性も向上しますよ♪
このように、見た目を大きく変え、強度を上げることができるのが葺き替えの大きなメリット。
施工過程で、屋根を支える木材や下地材を新しくすることもできるので、雨漏りが起こる可能性も低くすることができます。
瓦屋根の修理方法と種類③葺き直し
一度既存の瓦を全て撤去し、下地材や漆喰・防水シートなどを綺麗に修理した後、再度既存の瓦を元の場所に戻すという修理方法になります。
葺き直しと工程的には同じですが、元の瓦を使うことで費用を抑えることができる上に、環境にも優しいです。
瓦は耐用年数が長く、陶器の瓦では60年以上使うことができます。
金属製の屋根よりもメンテナンスや補修作業は必要にはなるかもしれませんが、同じものをずっと使っていけるというのはなんだか嬉しいですよね!
しかし、既存の屋根材をそのまま使うという面では同じ方法である「カバー工法」は、瓦工法では難しいことが多いです。
今ある屋根の上に更に屋根を被せるだけなので、費用も大幅に抑えることができるなどのメリットはありますが、凹凸がある瓦では施工は現実的に難しくなります。
今ある瓦を使いたいのならば、葺き直しという方法で修理・メンテナンスを行いましょう!
瓦屋根の修理方法と種類④漆喰の補修
瓦屋根において「漆喰の補修」を行うこともとても大切です。
漆喰は石灰から作られているもので、瓦屋根の頂上で頂上部材と瓦の隙間を埋め「接着剤」のような役割を果たしています。
しかし、漆喰も10年程度が耐用年数となっており、紫外線や気温・湿度の影響で徐々に劣化していきます。
ひび割れなどが起きると内部に雨水が侵入し、雨漏りや内部の劣化に繋がってしまうことも・・。
漆喰の現状に合わせて、次のような補修作業を行いましょう。
・ひび割れや欠けがある部分を補修
・一度漆喰を全て取り新しい漆喰を施工する
・頂上の部材を一度取り外して、漆喰を施工し直す
瓦本体の修理の他に、このような漆喰の補修も行わなければいけません。
点検の際は漆喰の状態についても、よく見てもらうようにしてくださいね♪
【原因解説】なぜ瓦屋根の瓦は割れてしまうの?
瓦屋根の瓦が割れてしまう原因には主に次の5つがあります。
①飛来物による衝撃
②寒さ
③台風や地震
④アンテナ・室外機の転倒等
⑤瓦を固定している釘の膨張
どのように修理や補修を行えばいいのか、どこを点検すればいいのかという点については「何が原因で割れるのか」という部分について詳しく知っておくことが大切です。
原因が頭に入っていれば、そのような状況になった際に「瓦が割れているかもしれない、点検をしてもらおう」という気持ちになることができますよね。
そうした予備知識があることで、後々の雨漏りや近所への被害などのトラブルを防ぐことができるのです。
既に皆さんのお宅の瓦屋根で起きてしまっていることも中にはあるかもしれません・・。
1つずつ詳しくみていきましょう。
瓦が割れてしまう原因①飛来物による衝撃
瓦が割れてしまう原因の中で、日常生活の中で起こりやすいものとして「飛来物による衝撃」があります。
飛来物というのは「風や鳥」が運んでくるものです。
強風とまではいかないレベルであっても、空き缶や近所で作業中の工事用具などが飛んでくることもあります。
室内にいて、屋根に何かが落ちる音がしたら目視できる範囲で確かめてみましょう。
また、鳥は予想もしないものを運んでは落としていきますので、突然思わぬタイミングで瓦が割れてしまうことも・・。
鳥に関しては運んできたものだけではなく、鳥自身が瓦をクチバシでつつくなどして割ってしまう可能性もあります。
自然環境において風や鳥が飛来物を運んできたり、鳥自身がイタズラをするのは仕方がないことでもありますので、定期的な点検などで対応するようにしましょう。
瓦が割れてしまう原因②寒さ
瓦が「寒さ(凍害)」によって割れてしまうことがあります。
これは関西地方など比較的冬の寒さが厳しくない地域でも起こりうるものなので、全国の瓦屋根で注意が必要なものです。
瓦は土が材料となっており、土は水分を吸収します。
水分を保ったまま冬に突入すると、その水分は寒さで凍ったり、暖かさで溶けたりと状態の変化を繰り返していきます。
そんな状態の変化を繰り返すうちに瓦としての体積が大きくなり、その膨張に耐えられずに「割れ」が発生してしまうのです。
部分的に数枚の瓦が寒さの影響を受けて割れているのならば、数枚の交換で対応ができますが、全体的に寒さの被害が及んでいる場合は葺き替えの対応となります。
瓦が割れてしまう原因③台風や地震
瓦に大きな影響を与えるものとして、台風の強風や地震の大きな揺れがあります。
釘でしっかり固定はされているものの、圧倒的なパワーをもった自然には勝てません。
大きな台風や地震の後は、状況が落ち着いたことを確認した上で、点検を行いましょう。
屋根の下の地面に瓦や破片が落ちていないか、安全に注意しながらチェックしてみてくださいね。
瓦が割れてしまう原因④アンテナ・室外機の転倒等
瓦屋根の上に乗っているアンテナやエアコンの室外機の転倒や傾きによって、瓦が割れてしまう事があります。
現在では壁にアンテナを設置するのが主流となっているため、屋根の上のアンテナは使っていないというお宅も多いでしょう。
その場合は、強風や劣化によってアンテナが傾いてしまって瓦を割る可能性があるので、撤去してしまうのがおすすめです。
また、室外機についても土台となっている架台や金具の点検を定期的に行うようにしましょう。
室外機の劣化や故障が瓦屋根へ影響してしまうこともあります。
瓦屋根にアンテナや室外機が乗っているというお宅は、特にこまめな点検が必要となります!
瓦が割れてしまう原因⑤瓦を固定している釘の膨張
瓦や棟板金をとめている釘が、膨張することで瓦が割れてしまうことがあります。
釘の部分から亀裂が入っている場合は、釘の膨張を疑いましょう。
雨や紫外線、気温や湿度の影響で鉄製の釘は徐々に膨張や収縮を繰り返しながら劣化していきます。
点検を行う際は、釘の状態チェックも行うようにしてください。
瓦屋根の割れを放置すると雨漏りのリスクが高まる?
これまでお伝えしてきたような修理・補修を行わずに瓦の割れを放置していると次のようなことが起きてしまいます。
①雨漏り
②雨樋の詰まり
③瓦が飛ばされる
どれも防いでおきたいトラブルばかりですね。
1つずつみていきましょう。
瓦の割れを放置すると起こるトラブル①雨漏り
割れた瓦の隙間から瓦の内側に雨水が侵入し、雨漏りが起きてしまう可能性が高くなってしまいます。
下地材の上には防水シートが施工されているので、すぐに雨漏りが起きる可能性は低いですが、防水シートもいつまでも完璧な状態ではありません。
瓦や他の部材同様、気温や湿度・紫外線などの影響を受けて、徐々に劣化していきます。
しっかり防水シートが機能を果たしてくれているうちに、割れてしまった瓦の交換や補修を行うことが大切です。
リフォーム会社などの無料点検を活用して、瓦屋根に異常がないか点検してもらい、早期の対処をしていきましょう。
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瓦の割れを放置すると起こるトラブル②雨樋の詰まり
瓦の割れが起きると、瓦の破片や欠片、下地になっている土などが雨水で流れ、雨樋に徐々に蓄積されていきます。
瓦の破片や土の汚れは少量の雨水では流れにくい上に、元々雨樋にあった落ち葉などと一緒になることでより一層詰まりが悪化してしまうでしょう。
雨樋が詰まることで排水が流れなくなり、雨樋がサビたり、穴が空くなどの劣化が進行します。
間接的に、雨樋の詰まりが雨漏りの原因になることもあるので、注意が必要です。
瓦の割れを放置すると起こるトラブル③瓦が飛ばされる
瓦が屋根の上で割れたまま放置されていると、強風が吹いた時に飛ばされてしまいます。
自分の家への被害だけならまだいいのですが、隣の家や近所へ飛ばされてしまった場合、ガラスを割ってしまったり、怪我をしてしまったりするトラブルが起きることもあるので注意しましょう。
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今回は「瓦屋根を修理する方法とその種類」についてお伝えしてきました。
修理方法や種類は下記の4つです。
①割れた瓦の交換
②葺き替え
③葺き直し
④漆喰の補修
金属屋根などであれば、この4つにプラスして、現状の屋根材の上に新しい屋根を被せる「カバー工法」も行うことができますが、凹凸のある瓦屋根ではそれが難しいです。
状況に応じて、割れてしまった瓦の交換や、葺き替えなどを行っていきましょう。
さて、皆さんのお宅の瓦は問題なさそうでしたか?
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