経年劣化による雨漏りの原因について解説
2021年4月27日更新
「雨漏りは建物の経年劣化でも発生するの?」という疑問を持っている方は少なくないのではないでしょうか。
今回は、経年劣化と雨漏りの関係について紹介します。
現在の家に長年住んでいる方は、参考にしてみてください。
経年劣化は雨漏りの原因の1つ
雨漏りは様々な原因によって発生しますが、中でも最も多いとされているのが経年劣化によるものです。
例えば、建物が老朽化すると瓦がずれたり、雨樋がつまったりすることで雨漏りが起こるケースがあります。
また同様に、屋根材の劣化によって屋根が水を通すようになり、雨漏りが起こることもあるなど、建物の劣化により雨漏りが発生するケースは少なくありません。
そのほかにも、ベランダから雨漏りすることもあります。
こちらは、防水塗装が雨風に晒されたり、人が歩いたり、ものを置いていたりすることで劣化し、雨漏りが発生するという仕組みです。
建物の劣化自体は避けられないものであるため、劣化の原因を把握し修理を施してください。
経年劣化は火災保険適応ではないので要注意!
経年劣化は火災保険には適応していません。
経年劣化とは、年月の経過によって色褪せや製品が機能しなくなることです。
例えば、外壁や壁紙などが太陽光によって日焼けをして色褪せること、室内の場合は畳の色褪せや床の擦り傷などが当てはまります。
サビや腐食、ひび割れなども当てはまり、使用者の落ち度はなく時間の経過とともに自然に劣化していくことを指しています。
屋根の場合も同じで経年劣化が原因の雨漏りの場合、火災保険は適用しません。
しかし、台風や強風など風災によって屋根に被害が出て雨漏りしたなど、場合によっては保険適用になる可能性もあるので、加入している保険会社に確認してみてください。
経年劣化で雨漏りしやすい箇所
雨漏りは目に見えるようになってからだと、すでに深刻な症状になってしまっています。
早めの処置をするためにも、経年劣化で雨漏りしやすい箇所を解説するので参考にしてみてください。
屋根
屋根は建物の中で最も過酷な環境にさらされていて、雨風の影響を受けてしまいます。
屋根材は素材によっても違いますが、経年劣化で割れや欠けが出るとできた隙間から水が浸入し雨漏りの原因になります。
ズレや浮きが出てしまうことで隙間ができることもありますし、反り上がったように変形したことで、水が吹き込んでしまうこともあります。
板金は固定してある釘が緩んでしまうことで、釘を伝って雨が入ってしまいます。
屋根材や板金が損傷しても雨を防ぐ役割を担っている防水シートが下に入っています。
ちょっとした雨漏りなら防水シートで防ぐことはできますが、大量の水を防ぐことはできません。
20年程度が寿命とされているので、築年数が20年以上の場合は注意が必要です。
外壁
外壁は劣化が進むとひび割れが発生してしまうことがあり、その隙間から雨漏りしてしまう可能性があります。
1ミリ程度の細かいひび割れであれば雨水の侵入の心配はほとんどありませんが、3ミリ以上になるとひび割れが貫通している可能性があるので注意が必要です。
外壁に使われている建材そのものは水に強いわけではなく、塗装することで防水機能を高めてあります。
塗装の劣化や剝がれなどが生じることで防水機能が低下し、水を通しやすくなるのです。
外壁はゴムのような材質のコーキング剤やシーリング材によって継ぎ目を埋める形で補強されています。
劣化すると固くなりひび割れや剥がれ落ちてしまうことがあり、完全な保護ができなくなるため雨水の侵入を許してしまう結果になってしまうのです。
窓のサッシや換気扇
窓や換気扇には隙間から雨水が漏れないようにパッキンを施してありますが、10年~20年ほどで劣化してしまい、固くなって隙間ができる可能性があります。
サッシは歪みによって隙間が生じることもあるので注意が必要です。
サッシは金属で外壁とは全く違った材質のことが多いため、異なる膨張率によってひずみができやすくひび割れが起きやすい場所です。
窓を開け閉めするときの衝撃が積み重なることによって、ひび割れを起こしてしまうこともあります。
特に下側にひび割れるとサッシを伝って水が入りやすく、雨漏りの危険度が高いので注意してください。
排水設備の詰まり
水の通り道である排水設備は常に水を通しているので、劣化しやすい場所のひとつです。
雨どいなどに枯葉やゴミが溜まり排水口がどこかで詰まると、水がうまく流れてくれずに溢れてしまい漏水することがあります。
建物には換気を確保するための隙間が必要な場合があり、排水口が詰まって正常に水が流れないと隙間に水が貯まってしまい、雨漏りになる可能性もあるのです。
雨漏りの原因
そもそもなぜ雨漏りが生じてしまうのでしょうか。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
雨漏り原因がわからない?雨漏り原因を調べるポイントを解説します
建物の経年劣化に注意
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、経年劣化による雨漏りの概要がご理解いただけたと思います。
建物の劣化自体は発生するため、どのような箇所で劣化が起こり、雨漏りするのか把握しておくことがポイントとなります。
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