遮熱塗料は電気代節約に効果アリ?メリット、デメリットと選び方のポイントをご紹介!
2024年7月31日更新
皆さん、こんにちは!
東京都世田谷区・中野区の雨漏り修理・外壁塗装専門店のホームテックワンです。
梅雨が明けて、いよいよ夏本番となりました。
この時期、毎年悩まされるのがこの暑さですよね。
関東地方でも連日35℃以上の猛暑日が続いており、40℃に達する地域まであります。
また、ニュースでも熱中症に関する内容が取り上げられ、先日も熱中症警戒アラートが発表されました。
熱中症の疑いで救急搬送されたり、中には亡くなってしまうという悲しいニュースも報道されています。
熱中症で倒れてしまう場所は屋外だけでなく、自宅で意識がなくなり、そのまま亡くなってしまうというケースまであります。
そのため、これからの時期エアコンが欠かせません。
しかし、気になるのが電気代ですよね。電気代は年々高騰しています。
コロナ禍をきっかけに、在宅ワークをする方も増えたのではないでしょうか?
また、お子様のいるご家庭では、この炎天下の中、子供を外で遊ばせるには危険を感じ、ご自宅で見ている方も多いのではないでしょうか?
ただ、家にいればいるほど光熱費は高くなりますよね…。
そのため、今回は少しでも電気代を節約し、夏場を快適に過ごすために遮熱塗料について紹介します!
電気代の節約にも効果のあるという遮熱塗料。どれくらい効果がある?
遮熱塗料とは、太陽光を反射させて屋根の温度の上昇を防ぐ効果のある特殊な塗料で、快適な室内環境づくりに貢献します。
遮熱塗料を使って屋根や外壁を塗装することで室温の上昇を抑制できるため、特に夏場に活躍します。
とはいえ、実際にどれくらい効果があるのでしょうか?
ホームテックワンもよく利用させて頂いている「アステックペイント社」が遮熱検証実験をされているので、記事を引用して遮熱塗料の効果を紹介していきます!
引用:“省エネ⁈節約⁈遮熱塗料の効果とは?プレハブ小屋で徹底検証” 2023.03.13(最終更新日:2023.12.08)
サーモグラフィーの測定
プレハブを3棟設置し、3種類の遮熱塗料をそれぞれ塗装して比較実験をされました。(実験期間:2023年7月~8月)
・一般塗料(遮熱なし)
・リファインSi グレー(遮熱塗料)
・リファインSi 白(遮熱塗料)
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⇒ 超低汚染リファインシリーズ ※メーカーのHPにジャンプします
※2023年8月31日 サーモグラフィーの結果
引用:“省エネ⁈節約⁈遮熱塗料の効果とは?プレハブ小屋で徹底検証” 2023.03.13(最終更新日:2023.12.08)
上記の写真からもわかるように、一般塗料で塗装したプレハブ(左)は赤くなっています。
屋根の箇所なんて、もう真っ赤ですね!
また、同じ遮熱塗料で塗装したプレハブでも、グレーと白とでも色が全然違いますね。
塗料によって、ここまで変わるのか…という事が一目でわかる結果となりました。
では、実際の温度差を見ていきましょう。
温度差の比較
※2023年7月31日 室内天井温度の測定結果グラフ
※2023年7月31日 時刻:11:30 エアコンの設定:自動(27℃)
引用:“省エネ⁈節約⁈遮熱塗料の効果とは?プレハブ小屋で徹底検証” 2023.03.13(最終更新日:2023.12.08)
1日のうちで最も温度上昇の高かった11:30の室内天井温度で違い見ていくと、一般塗料と、遮熱塗料(白)とで見比べると、なんと4.4度の差がありました。
4.4度違うと、体感温度も全然違いますよね!
こんなに温度が違うと、電気代にも違いが出てきそうですね。
温度差によって電気代はどれくらい変わってくるのかについても紹介していきます。
電気代の比較
引用:“省エネ⁈節約⁈遮熱塗料の効果とは?プレハブ小屋で徹底検証” 2023.03.13(最終更新日:2023.12.08)
約1カ月間の消費電力の測定結果です。
一般塗料と比較すると、
リファインSi グレー とでは削減率:約11.3% 電気代:約-672円
リファインSi 白 とでは削減率 約22.3% 約-1328円
となりました!
以上がアステックペイント社の遮熱検証実験でした。
実験結果から見ても、一般塗料と遮熱塗料の効果の違い、そして色の違いによっても効果が異なることが判明しました。
遮熱塗料のメリット
遮熱塗料を採用した際のメリットについて纏めましたので紹介していきます。
メリット①熱を通しにくいため、室内温度の上昇を抑えることができる
先程の実験結果にもあったように、室内温度の上昇を抑えることが可能です。
遮熱塗料は、太陽光を反射させて屋根の温度の上昇を防ぐため、屋根や外壁に熱がこもらず、結果として室内温度の上昇を防ぐことができ、快適な室内環境を生み出します。
メリット②電気代を削減できる
こちらも先程の実験結果で実証されたように、電気代の削減効果があることがわかりました。
検証時期や塗料の色によっても変わりますが、一般塗料と比較して20%以上の電気代の削減が見込めます。
これは電気代に換算すると1000円以上~となるため、年間で換算すると1.2万円以上お得になります!
メリット③熱による劣化を防ぐことができる(耐用年数が長い)
屋根や外壁は、太陽の熱を受けることで劣化が進むといわれています。
しかし、遮熱塗料は太陽の光を反射する効果があるため、塗布面の温度上昇を抑えることができます。
そのため、一般塗料に比べて劣化するスピードを遅らせることができる=耐用年数が延びるというわけです。
遮熱塗料のデメリット
ここからは、遮熱塗料のデメリットについて紹介していきます。
デメリット①初期費用が一般塗料に比べて高額
一般的に利用されることの多いシリコン塗料と比較した場合、
シリコン塗料は1㎡あたり2500円程度~が相場ですが、遮熱塗料は4000~8000円程になります。(屋根の形状や、製品によって異なります)
ただ先述した通り、耐久性に優れ、電気代削減のメリットもあるため、長期で考えるとメンテナンスの手間の削減や経済効果もあるといえます。
デメリット②冬場の保温効果がない
遮熱塗料は、「太陽光を反射させて屋根の温度の上昇を防ぐため、屋根や外壁に熱がこもらず、結果として室内温度の上昇を防ぐことができる」と紹介してきました。
そのため、保温効果があるわけではありません。
保温効果を求めるのであれば、保温効果のある断熱効果のある断熱塗料をおススメします。
ホームテックワンのおススメする断熱塗料の記事はコチラ↓↓
デメリット③塗装した箇所が汚れると遮熱効果が落ちる
遮熱塗料はキレイに塗布された状態で効果が発揮されます。しかし逆を言えば、塗料が剥がれてしまうと遮熱効果が落ちてしまいます。
そのため、遮熱効果を継続して実感するためには、定期的なメンテナンスが必要となります。
遮熱塗料の選び方のポイント
ポイント①色
先程、アステックペイント社の実験結果でも実証されていましたが、一番おススメなのは「白」です。
同じ製品でも、色によって遮熱効果の違いがあります。
というのも、一般的に明るい色ほど反射率が高く、逆に濃い色になるほど反射率が低くなると言われています。
そのため、遮熱効果を最大限に発揮するためには明るい色がおススメです。
引用:日本ペイント社 サーモアイシリーズDF2404_web
ポイント②グレードの高い塗料を選ぶ
耐久性や耐候性に強い塗料は、一般的に費用が高くなる傾向にあります。
ただその分、塗り替えの頻度を少なくすることができるため、長期的にみるとコストを削減できます。
また、塗り替え作業をしようとすると、塗料だけでなく、職人の人件費や施工のための資材費なども発生するため、
結果的に高くなる…ということになります。
そのため、初期費用がかかったとしても、グレードの高い塗料を選ぶことをおススメします。
ポイント③機能を確認する
塗料によって、どのような機能があるのかをメーカーのサイト等で確認しましょう。
遮熱性はもちろん、耐候性、防藻、防カビなどの項目を満たしていると、長期にわたり効果や建物を維持できるといえるため、重要なポイントとなります。
おすすめの塗料2選
おすすめ①日本ペイント サーモアイシリーズ
一つ目は、日本ペイントのサーモアイシリーズです。
日本ペイントは、国内でもトップシェア企業ですが、国内だけでなく、塗料分野で世界4位といれる実力のある会社です。
ホームテックワンでもよくお客様に紹介しているおススメの塗料です。
そんな日本ペイント社の遮熱塗料の中でも、特にサーモアイシリーズの中で最も耐候性、光沢保持に優れた「サーモアイ4F」がおススメです。
下記の画像からもわかるように、日射反射率・光沢保持率ともに実証されています。
日射反射率・光沢保持率を長期間維持することにより、建物を守ります。
引用:日本ペイント社 サーモアイシリーズDF2404_web
ホームテックワンのおススメするサーモアイの記事はコチラ↓↓
おすすめ②アステックペイント 超低汚染リファインシリーズ
続いておススメしたいのが、アステックペイント社の超低汚染リファインシリーズです。
リファインシリーズは先程紹介した通り、遮熱効果は実証済みです。
遮熱効果に加えておススメしたいのは、建物の美しさを保つことを目的とされて開発された「超低汚染塗料」ということです。
美しさをずっと保てるということは、汚れによる塗料の剥がれを防止できるということなので、長期的に効果を持続することができると言えます。
ご興味のある方は、こちらの動画をご覧ください↓↓
遮熱塗料を活用して熱中症や高騰する電気料金に備えよう
遮熱塗料のについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
遮熱塗料には、電気代の節約に加えて、耐候性・耐久性によって家を守る機能もあることを知って頂けたかと思います。
これから夏が本格化し、日に日に暑さが増していきますが、少しでも皆さんの快適な家づくりのお役に立てると幸いです。
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