コロニアルの耐用年数について解説
2021年4月27日更新
これから家を立てようとしている方の中には「屋根の耐用年数が気になる」、「コロニアル屋根ってよく聞くけどどうなの?」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コロニアル屋根の耐用年数ついてまとめてみました。
コロニアルの概要
コロニアルは、ケイミュー株式会社が販売する屋根材の商品名であり、「スレート材」と呼ばれる屋根材の一種です。
スレート材の中でも高いシェア率を誇ることから、スレート材のことをコロニアルと呼ぶケースが多くなっています。
このコロニアルは、安価でありながら、カラーバリエーションが豊富にあり、さらに後述するように耐用年数も30年前後であるなど、使い勝手のいい屋根材だといえます。
コロニアルの耐用年数は30年前後
コロニアルの耐用年数は定期的なメンテナンスをしっかりと行っていれば、30年前後は持つとされています。
ただし、メーカーによって異なる部分があるため、これからコロニアルを使って家を建てようとしている方や自宅のコロニアルがいつ頃寿命を迎えるのか知りたい方は、各メーカーのホームページなどを確認してみてください。
コロニアルは、ガルバリウム鋼板を使用した屋根と比べると耐用年数はやや短くなる可能性がありますが、屋根材自体の安さを考慮すると、コストパフォーマンスは非常に優れていると言えるでしょう。
コロニアル屋根材
コロニアル屋根材は種類が豊富で、それぞれに特徴があるので詳しく解説していきます。
コロニアルクァッド
現在最も製造され、主流になっているコロニアルです。
アスベストを含んでいないので安全で、和風でも洋風でもどんな街並みにも馴染みやすいスタンダードデザインです。
同色の無機化粧層が2層で上にアクリルコートがされているため、トップコートが劣化しても色感がキープされ続けます。
平成13年に製造され販売されていたコロニアルNEOよりも耐久性をアップさせたものです。
コロニアルグラッサ
コロニアルクァッドよりもグレードアップした屋根材です。
紫外線が色褪せの原因になっていることから、紫外線のエネルギーを上回る力をもつ分子を結合させた無機系塗膜のグラッサコートという独自の技術を用いて、有機系に比べると色褪せしにくい特徴があります。
木目調テクスチャーになっているので、質感がナチュラルながらも美しく、温かみのある印象をもたらします。
質感は同じでメタル役物もあるのでシャープな印象の屋根にすることもできます。
コロニアル遮熱グラッサ
紫外線よりも強いグラッサコートに赤外線を反射する顔料を配合し、遮熱仕様のコーティングをしてあります。
熱源の太陽光の赤外線を反射させることができるので、屋根への蓄熱だけでなく家の中へ熱が伝わるのも抑える機能があります。
遮熱グラッサの効果は環境省で実証されていて、環境省環境技術実証マークを取得しています。
コロニアルグラッサ・シャッフル
コロニアルグラッサは色数が豊富なことから、あえて違った色を混ぜ合わせたシャッフル手法です。
組み合わせ次第で配色ができ違った色合いが混ざったことで、単色屋根とは違った表情ある豊かな屋根になります。
コロニアルグラッサ・オプションカラー
標準色以外に7種のカラーバリエーションがあり、受注生産してもらえます。
色は濃い藍色やグレーに藍色が混ざった色など、特徴のある色合いが多く個性的で印象強い外観を与えたい場合はおすすめです。
コロニアルのメリット
コロニアルのメリットいくつかありますが、中でも特に目立つメリットが4つあるのでそれぞれ解説します。
価格が安い
日本家屋で一般的な瓦や金属製屋根に比べると、半額~8割ほどの価格になっています。
単価でみると、コロニアル屋根は5,000円~7,000円程度、日本瓦は8,000円~10,000円、鋼板は6,000円~8,000円ほどなので、圧倒的に価格が安いことがわかります。
経済的なので屋根の費用を抑えたい場合におすすめです。
軽量
厚さが5mmほどと薄く軽量なので、住宅にとって負担が少ない屋根材と言えます。
地震の際の建物が倒壊するリスクというのは、建物の重さによって左右され、屋根が軽いほど振動によるダメージが少なくなります。
コロニアルは軽量で重心も低くなり、耐震性が高くなります。
デザイン・カラーが豊富
カラーバリエーションがとても豊富で、複数のカラーを使って自分好みに組み合わせてデザインすることもできるので、個性やおしゃれさなどを求めることができます。
洋風でも和風でも合うので、人と違ったデザインの家を作りたい人に好まれています。
施工しやすい
軽量で加工しやすいことから、施工しやすい屋根材なので施工を請け負っている業者が多く、経験を積んでいることがほとんどです。
経験を積んでいることから、取り付けはもちろんのこと、メンテナンスや塗装修理なども行っているため知識も豊富です。
施工が終わったら終わりではなく、耐用年数を長くするために日ごろのメンテナンスも重要になり、いざという時の対応にも経験豊富な業者に任せることができれば安心できます。
コロニアルのデメリット
メリットについて4つ解説してきたので、次はデメリットについて解説します。
ひび割れしやすい
5mmほどの薄い板なので、衝撃や経年劣化などによりひび割れしやすいです。
台風や強風時の飛来物の衝撃でヒビが入ることや、屋根の上にあるアンテナが倒れて割れてしまうこともあるので注意が必要です。
水が中に入ると水分が凍結と融解を繰り返し、ひび割れしてしまうこともあります。
汚れやすい
デコボコしたデザインが特徴の板なので、どうしても隙間に汚れが溜まりやすくなっています。
汚れを放置しておくとコケやカビなどが発生することもあり、コケなどは水分を含みやすいため、一度発生すると増殖する恐れもあります。
見た目が悪くなることはもちろん、屋根自体の劣化にもつながるので定期的に掃除しなければなりません。
メンテナンスの頻度が高い
コロニアルは耐久年数が30年と比較的長い屋根材ですが、何もしないで30年持つわけではありません。
塗装されているこことで耐久性を上げているので、塗装が劣化し雨漏りなどの影響が出る前に塗り替えをする必要があります。
一般的に10年に一度のメンテナンスが必要だとされています。
コロニアルを使用する際はメンテナンスが必須
メリット・デメリットでも触れたように、コロニアルは薄くて軽いという特徴を持っていますが、その一方でコロニアルの上に人が乗ると割れる恐れがあるなど耐久性が低いという弱点もあります。
衝撃によってコロニアルが割れると、屋根の劣化につながるほか、雨漏りが発生する可能性もあるでしょう。そのため、コロニアルを使用する際は定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
コロニアルに限らず屋根材は年間を通して常に紫外線や雨、風などに晒されており、少しずつ劣化しています。劣化に対して何も手を施していないと、本来の耐用年数よりも早くコロニアルの寿命がきてしまう恐れもあるでしょう。
このような事態を避けるためにも、業者に依頼するなどして定期的なメンテナンスを行うようにしてください。
コロニアルの耐用年数はメンテナンスが鍵
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことでコロニアルの耐用年数がご理解いただけたと思います。
コロニアルはしっかりとメンテナンスをすれば高いコストパフォーマンスを発揮してくれるため、定期的なメンテナンスを忘れないようにしてください。
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