「屋根の防水にはルーフィングが重要らしいけど、いったいどれをえらべばいいの？」といった悩みをお持ちではないでしょうか。

この記事では、ルーフィングの種類を6種類紹介していきます。

家を建てるにあたってルーフィングの種類を知っておきたいという方はぜひ読んでみてください。

透湿ルーフィング(透湿系)

透湿ルーフィングとは、家の中の湿度を効率的に外に排出してくれるルーフィングです。

透湿ルーフィングを使えば家の中の湿度が快適に保たれるため、カビなどが発生しにくく、家を長持ちさせることができます。

高温多湿になりやすい日本の住宅にぴったりなルーフィングです。

非透湿系のルーフィングに比べると価格が高いですが、耐用年数は50年とかなり長いです。

長期的に見てみるとそこまで高額ではありません。

粘着層付透湿ルーフィング(透湿系)

粘着層付透湿ルーフィングとは、シールのようにぴたっと貼れる透湿ルーフィングのことです。

他のルーフィングはカッターや釘を使って屋根に固定します。

ときどき、その際についた傷や穴が原因となって雨漏りが発生してしまう場合があるんです。

それに対して、粘着層付きのルーフィングであれば、裏面が粘着シールとなっているため、ルーフィングを傷つけずに設置することが可能です。

アスファルトルーフィング(非透湿系)

アスファルトルーフィングとは、ルーフィングにアスファルトを染み込ませたものです。

新しい家を建てるときに、特に指定がないとアスファルトルーフィングがよく使用されます。

アスファルトルーフィングは、激しい温度変化を受けると変形して破れやすくなります。

破れてしまうと雨水が侵入してくる原因となってしまいます。

低価格ではあるものの、寿命はそこまで長くなく、10年ほどで交換しなければなりません。

改質ゴムアスファルトルーフィング(非透湿系)

改質ゴムアスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングを改良したものです。

アスファルトルーフィングの弱点である温度変化に耐えるために、ゴムや合成樹脂、プラスチックなどを配合して、改質ゴムアスファルトルーフィングが開発されました。

価格はアスファルトルーフィングに比べて、1棟当たり30,000円ほど高くなります。

耐用年数は20年とかなり長いです。

粘着層付改質アスファルトルーフィング(非透湿系)

粘着層付改質アスファルトルーフィングは、改質ゴムアスファルトルーフィングの粘着層が付いているタイプです。

耐用年数も改質アスファルトルーフィングと同じく、20年ほどです。

高分子系ルーフィング(非透湿系)

高分子系ルーフィングは、他のルーフィングによりも軽いルーフィングです。

建物にかかる負荷が軽くなり、地震の揺れによるダメージをも軽減してくれます。

地震による被害を防ぎたい方、家を長持ちさせたい方には高分子系ルーフィングがおすすめです。

耐用年数は20年ほどです。

ルーフィングの貼り方についての紹介

ルーフィングの種類を知った後はルーフィングの貼り方についても合わせて確認することをおすすめします。

貼り方を知っておくことで、対処が迅速に行うことができるので、是非確認してみて下さい。

こちらの記事でルーフィングの貼り方について紹介しています。

ルーフィングの貼り方についてはこちらをどうぞ

ルーフィングの種類を確認しておこう

今回は、ルーフィングを6種類紹介しました。

建物の防水性を高めるために、ルーフィングはかなり重要です。

自分の目的に合ったルーフィングを選んで建物の防水性を高めましょう。

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