太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説

2025年12月9日更新

太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説-アイキャッチ

最近は「光熱費の高騰」や「節電意識の高まり」もあり、太陽光発電を導入するお客様がますます増えてきました。

当社でもここ数年、太陽光パネル付きの屋根のご相談が非常に増えており、ありがたいことに施工依頼も多くいただいています。

 

そんな中で、実際の現場調査でほぼ毎回聞かれる質問がこちら。

「太陽光パネルが載っている屋根って、塗装が必要なんですか?」

確かに、パネルの存在感が大きく、屋根の大部分が隠れているため、「劣化しなさそう」「塗らなくても良いのでは?」と思われる方が多いのも納得です。

 

しかし結論を言うと、太陽光パネルがあっても屋根のメンテナンスは必要です。

 

むしろパネルがあることによって

・湿気がこもりやすい

・パネルの影響で劣化に気づきにくい

・パネル固定金具まわりが雨漏りリスクになる

など、通常の屋根とは違う劣化も起こりやすくなります。

 

この記事では、太陽光パネル付き屋根の劣化症状メンテナンスの必要性、そして塗装を行う際に必ず知っておきたい注意点まで、現場で培ったプロ目線でわかりやすく解説していきます。

太陽光パネルを設置して10年以上経ったご家庭や、屋根の状態が気になり始めた方には特に参考になる内容です。

ぜひ最後まで読んでいただき、後悔しない屋根メンテナンスにお役立てください!

 

 

太陽光パネルが載っている屋根でも塗装は必要?その理由をわかりやすく解説

 

太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説-屋根塗装

 

まず最初に、最も多い質問に明確にお答えします。

太陽光パネルが屋根に載っていても、屋根塗装は必要です。

太陽光パネルそのものは塗装の必要がありませんが、「屋根材」は紫外線や雨の影響を受け続け、確実に経年劣化していきます。

 

特に日本の屋根で最も多いスレート屋根は、工場出荷時の防水塗膜の寿命が10〜15年程度。

太陽光パネルの有無に関わらず、塗膜が切れた状態で放置すると吸水 → 膨張 → 反り・割れの原因になります。

 

さらに太陽光パネルがあることで、通常の屋根とは異なる環境が生まれます。

 

● パネル下は日が当たらず湿気がこもりやすい

直射日光が当たりにくいため、スレート屋根でも金属屋根でも湿気の滞留による劣化が起こりやすくなります。

 

● パネルの影で屋根全体の劣化スピードにムラが出る

屋根の中で劣化箇所が急に進む部分が発生しやすく、少しの割れや欠けが大きなトラブルに発展することがあります。

 

● 架台・金具の固定部分が雨漏りリスクに

太陽光パネルは架台で屋根に固定されていますが、金具まわりのシーリングが劣化するとそこから浸水し、屋根裏や野地板を痛めてしまうケースもあります。

 

 

こうした理由から、太陽光パネルがあってもなくても、屋根材自体のメンテナンスは定期的に必要になります。

特に太陽光パネルを設置した方の多くは、「屋根の状態が見えにくい」という不安を抱えられています。

だからこそ、専門業者による定期点検が役立ちます。

 

 

太陽光パネル設置屋根で起きやすい劣化症状|放置するとどうなる?

 

太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説-太陽光パネル

 

「パネルが載っている屋根は、通常より劣化しにくいのでは?」と考える方も多いのですが、実はその逆です。

太陽光パネルがある屋根は、独特の劣化が起きやすいのが特徴です。

以下は、実際の現場で非常に多く見られる症状です。

 

【1】パネル周辺に発生する苔・カビ

パネルの下は日陰になるため、湿気が溜まりやすく、苔や黒カビが繁殖しやすい環境になります。

苔が根を張ると、塗膜を破壊し吸水しやすい屋根になってしまいます。

 

【2】スレート屋根の反り・欠け・割れ

屋根材の吸水と乾燥を繰り返すことで徐々に変形し、最後には割れや欠けにつながります。

特にパネル周辺は熱がこもることがあり、劣化が早まる例も少なくありません。

 

【3】金具・架台まわりのサビや腐食

固定金具の周辺にサビが出ている住宅は意外と多いです。

特に金属屋根ではサビが進行すると、穴あきや雨漏りにつながります。

さらに金具の取り付け部分にはシーリングが使われますが、このシーリングが劣化してくると、雨水が屋根裏へ浸入し、野地板を腐らせる原因になります。

 

【4】チョーキング(白い粉)の発生

屋根表面を手で触ったときに白い粉が付く現象です。

これは塗膜が紫外線で分解されているサインで、防水性が低下している危険な状態です。

 

【5】パネル設置時の傷や施工不良が劣化を早める

「パネル設置時に屋根材が割れていた」「架台固定の際にスレートが欠けていた」といったケースも現場でよく見かけます。

太陽光パネルの設置は電気工事業者が行うため、屋根の扱いに慣れていない場合もあり、その傷が原因で劣化が早まる例も少なくありません。

 

 

これらの症状を放置すると「雨漏り」「屋根裏の腐食」「大規模リフォーム(葺き替え)」といった、大きな出費につながることも。

だからこそ、早めの点検とメンテナンスが重要なのです。

 

 

太陽光パネル付き屋根を塗装する際の注意点|専門知識が必須の理由

 

太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説-注意点

 

太陽光パネルがある屋根の塗装は、通常の屋根塗装より難易度が高く、注意すべき点も多くなります。

ここでは、実際の施工でプロが気を付けているポイントをご紹介します。

 

【注意点1】太陽光パネルの脱着は安易に行わない

太陽光パネルの脱着には「追加費用がかかる」「メーカー保証が切れる可能性」があるため、基本的に脱着しない方向で施工します。

 

ただし以下の場合は脱着が必要になることがあります。

・パネルの下の屋根が劣化している

・固定方法が直貼りタイプ

・シーリング劣化が大きい

現場の状況を見て、最適な方法を判断します。

 

【注意点2】パネル・配線まわりは徹底的な養生が必要

塗料がパネルや配線に付着すると発電効率の低下や故障につながります。

 

そのため、

・パネル周囲の細かい養生

・配線の保護

・風でめくれないように二重養生

など、通常の屋根よりも入念な作業が求められます

 

【注意点3】高圧洗浄は角度が非常に重要

高圧洗浄の噴射角度が悪いと、パネルの内部に水が入り故障の原因になります。

パネルの傾斜に合わせ、逆流しない角度で洗浄する高度な技術が必要です。

 

【注意点4】金具・架台の点検を塗装と同時に行う

太陽光パネル付き屋根でトラブルが起きやすいのが金具部分。

 

塗装と同時に以下を点検します。

・金属部分のサビ

・シーリングの劣化

・ボルトの緩み

・雨水の侵入跡

場合によっては補修を行うことで、雨漏りの予防につながります。

 

【注意点5】足場の組み方にも工夫が必要

太陽光パネルがあると屋根の形状が複雑になり、足場をかける際にも慎重な判断が求められます。

これを理解していない業者だと、配線を踏んでしまったり、パネルに当たったりする事故につながります。

 

太陽光パネル付き屋根の塗装は、経験のある業者選びが重要

これらすべてを安全に進めるためには、太陽光パネル施工実績が豊富な塗装業者に依頼することが必須です。

「太陽光パネルがあるから屋根は大丈夫」ではなく「太陽光パネルがあるからこそ、専門的な知識が必要」というのが本当のところです。

業者選びで失敗しないために

 

 

太陽光パネル付き屋根の正しいメンテナンス時期と点検の重要性

 

太陽光パネル付き屋根は塗装が必要?劣化症状や注意点を徹底解説-修繕

 

太陽光パネルを設置している屋根の塗装タイミングは、一般的なスレート屋根と同じく10〜15年が基本です。

ただし、太陽光パネルがある場合は劣化の進み方にムラが出ることも多く、より慎重な点検が必要になります。

 

太陽光パネルを設置した時期 = 塗装時期ではない

太陽光パネル設置時に屋根を塗装している場合もありますが、実はこのタイミングは家によってバラバラです。

 

・新築時にパネルを載せた

・中古購入時にすでにパネルが載っていた

・リフォームで後付けした

時期が異なるため、パネル設置年数=塗装時期ではない点に注意が必要です。

 

屋根の状況は目視では確認できないため点検が必須

太陽光パネルがあると、屋根の半分以上が視界から隠れてしまいます。

そのため、上から覗き込んでも劣化症状を確認できません。

 

当社では以下の方法で点検を行います。

・屋根上での目視点検

・赤外線カメラでの雨漏りチェック

・金具まわりのシーリング確認

特に太陽光パネル付き住宅は、普段見えないところで劣化が進んでいるケースが多いため、プロによる定期メンテナンスが必要不可欠です。

 

外壁塗装と同じタイミングでの屋根塗装がオススメ

足場を組む必要があるため、外壁塗装と屋根塗装は同時に行うことで足場代を節約できます。

太陽光パネルがある家はパネル周辺の作業に手間がかかるため、足場を一度で済ませるメリットは非常に大きいです。

ホームテックワンの屋根塗装についてはこちら

 

 

太陽光パネル付き屋根は専門知識が必要!気になる方はホームテックワンへお気軽にご相談ください

 

知らないと危険!屋根・外壁リフォームでよくある点検商法の手口と回避法-ホームテックワン-お客様対応

 

太陽光パネルが載っている屋根は、一般住宅の屋根に比べて「見えない部分の劣化」が起こりやすく、塗装の判断には専門的な知識が欠かせません。

パネルの取り外しが必要かどうか、金具周りの防水はどう確認するか、塗装後の発電効率に影響はないかなど、工事前にチェックすべきポイントは実はたくさんあります。

そして、こうした細かな判断や施工品質が仕上がりの耐久性を大きく左右します。

 

ホームテックワンの強み

当社では、太陽光パネル付き屋根の施工実績が多く、パネルメーカー・屋根材メーカー双方の仕様に沿った塗装方法で工事を行っています。

特に以下の点を強みにしています。

 

徹底した現地調査

屋根材の状態・パネルの固定方法・周辺の防水を細かく確認し、必要な工程を正確に判断します。

 

適切な工法の選択

パネルを外すケース・外さずに施工できるケースの両方に対応し、余計な費用がかからないベストな工法を提示します。

 

写真付きの丁寧な報告

普段見えない屋根だからこそ、劣化箇所や補修内容を写真付きで分かりやすく説明します。

 

アフターフォローの手厚さ

工事後の点検やトラブル発生時の対応も迅速。地域密着だからこそできるすぐ駆けつけられる安心感があります。

 

ホームテックワンの強みをもっと見る

 

太陽光パネルが設置されているお住まいの塗装は、不安や疑問も多いかと思いますが、ホームテックワンではお客様ごとに最適なプランをご提案し、長く安心して暮らせる住まいづくりをサポートしています。

「うちの屋根も塗装できる?」「パネルは外す必要がある?」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください!

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  • 外壁劣化診断士
  • 外壁診断士
  • 有機溶剤作業主任者
  • 高所作業車技能講習終了
  • 足場の組立作業責任者
  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数
 
     

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