鉄骨階段の崩落事故を未然に防ぐ!危険サインとメンテナンスの重要性
2025年10月14日更新
Contents
ニュースなどで時折耳にする「鉄骨階段の崩落事故」。
集合住宅や店舗、工場などで実際に起きており、残念ながらケガ人が出てしまうケースも少なくありません。
見た目では丈夫そうに見える鉄骨階段ですが、経年劣化や雨水の侵入、塗膜のはがれなどによって、内部でサビが進行し、気づかないうちに強度が落ちていることがあります。
私たちリフォーム会社にも、
「階段がグラグラしてるけど大丈夫?」
「踏み板の裏がサビてきたけど、どうすればいい?」
といったご相談を多くいただきます。
今回は、鉄骨階段の崩落事故が起きる原因や、危険サインの見分け方、そして予防・メンテナンス方法について、現場目線でわかりやすく解説していきます。
崩落事故が起きやすい「3大要因」
鉄骨階段の崩落事故は、突然起きるように見えて、実は長い年月をかけて進行しているものです。
中でも特に多い原因が、次の3つです。
① 雨水による「内部腐食」
もっとも多いのが、サビ(腐食)による崩落です。
鉄は酸素と水が触れることで酸化し、どんどん劣化していきます。
特に、踏み板の裏側や手すりの根元など、普段目につかない部分から腐食が進むのが厄介なところ。
塗装がはがれて雨水が入り込むと、内部でサビが進み、やがて鉄が薄くなって耐久性を失います。
② 経年劣化による「接合部のゆるみ」
階段は人が毎日上り下りする構造物。
振動や荷重が繰り返しかかるため、ボルトや溶接部分のゆるみも少しずつ進行します。
接合部が弱くなると、段板が外れたり、手すりがぐらついたりといった不具合につながります。
この状態を放置すると、最終的に部分的な崩落や全体の倒壊につながる危険もあります。
③ 施工当時の「防錆・防水対策不足」
築年数が30年を超える建物では、当時の施工基準や防水処理が十分でない場合もあります。
例えば、階段の根元に雨水が溜まりやすい構造になっていたり、排水経路が設計されていなかったり。
塗装や防水メンテナンスを怠ることで、結果的に崩落事故へとつながってしまうことがあります。
崩落前に現れる「危険サイン」とチェックポイント
崩落事故の多くは、「前兆」を見逃しているケースです。
・階段を踏むとギシギシ音がする
・手すりを触るとグラつく
・段板や裏側に赤サビが見える
・塗装が剥がれ、鉄の地肌が見えている
・階段と壁の接合部分に隙間やヒビがある
これらはすべて、「鉄骨の強度が落ち始めているサイン」です。
見た目は大丈夫でも、内部では腐食がかなり進んでいることも。
特に注意したいのは、階段裏の見えにくい部分のサビ。
表面だけ塗り直しても、内部の腐食を放置すると、再びサビが浮いてきます。
定期的にプロによる点検を受けることが、安全維持の第一歩です。
リフォーム会社ができる「崩落予防」の具体策
私たちホームテックワンでは、現地調査の際にサビの深さ・広がり・構造への影響を丁寧に確認します。
状態に応じて、次のような施工を行うことが多いです。
① ケレン+防錆下塗りでサビを止める
サビが軽度な場合は、まずケレン(サビ落とし)を行い、鉄の表面を清掃します。
その後、防錆効果のある下塗り材を塗布し、酸素と水の侵入を防ぎます。
この工程を丁寧に行うことで、サビの再発を防ぎ、鉄骨の寿命を延ばせます。
② 腐食が進行している場合は「部分補修」または「交換」
鉄板が薄くなっている箇所や穴が開いている部分は、溶接で補強したり、新しい部材に交換します。
劣化の程度によっては、階段全体を作り直すケースも。
ただし、早めに対処できれば、部分補修で済むことがほとんどです。
③ 最後に塗装でしっかりガード
防錆塗料の上に中塗り・上塗りを重ね、三層構造で保護します。
塗装は見た目を整えるだけでなく、鉄を守る最前線のバリア。
紫外線や雨風にさらされても長持ちするよう、適切な塗料を選ぶことが大切です。
鉄骨階段を長持ちさせるために!チェックとメンテナンスの目安
鉄骨階段を長く安全に使うためには、「定期的なメンテナンス」と「日常のチェック」が欠かせません。
定期的な点検で安心をキープ
鉄骨階段は、屋外に設置されていることが多く、雨風・紫外線・湿気などによるダメージを受けやすい構造です。
特に、階段の踏板や接合部はサビが発生しやすく、放置すると強度が急激に低下します。
そのため、定期的なプロによる点検をおすすめしています。
塗膜の剥がれやサビが見つかれば、早めの塗装メンテナンスで補修を行うことで、崩落リスクを大幅に減らせます。
10年ごとの再塗装で寿命アップ
鉄骨階段の塗装は、美観を保つだけでなく、サビの発生を防ぐ重要な保護膜の役割を果たしています。
環境にもよりますが、一般的には5〜10年周期での再塗装が理想です。
特に、海沿いや湿度の高い地域では劣化スピードが速いため、点検時期を短めに設定するのが安心です。
日常のセルフチェックポイント
専門業者による点検以外にも、日常的にできる簡単なチェックがあります。
・階段を上り下りしたとき、「ギシギシ」や「ミシミシ」といった異音がしないか
・踏板や手すりのぐらつきがないか
・階段下や接合部に赤茶色のサビ跡や水たまりがないか
こうしたサインが出たら、早めにリフォーム会社へ相談することが大切です。
初期段階での対応なら、大がかりな補修工事を避けられるケースも多くあります。
万が一のときに慌てないために
もし、階段の一部がぐらついたり、腐食が進んでいるように見えた場合は、使用を一時中止しましょう。
自分で補強したりペンキを塗ったりすると、かえって構造を弱めることもあるため危険です。
専門の業者に現場を見てもらい、構造の状態を正確に確認してもらうことが大切です。
鉄骨階段は、しっかり手をかければ30年以上使い続けることも可能なほど丈夫な構造物です。
定期的な点検と、ちょっとした気づきを見逃さないことが、安全で長持ちする階段への第一歩です。
鉄骨階段の安全は“日々の意識”で守れる
鉄骨階段の崩落事故は、決して他人事ではありません。
実際、近年では築20〜30年を超える建物で、サビや腐食が原因の事故が増えています。
しかしその一方で、定期点検と早期メンテナンスを行っていた建物では、重大なトラブルを未然に防げているのも事実です。
つまり、崩落事故を防ぐカギは「普段からの小さな気づき」と「信頼できる業者とのつながり」にあるのです。
放置せず、「早めの対応」が何よりの安全策
鉄骨階段は見た目がしっかりしていても、内部からサビが進行していることがあります。
表面だけをペンキで塗り直しても、一時的に見栄えが良くなるだけで、構造そのものの強度は戻りません。
「なんとなく不安…」と思った時点で、プロに相談することが最善策です。
特に、階段下の支柱まわりや壁との接合部は、一般の方が見ても気づきにくい部分。
私たちは点検時に目視だけでなく、叩いて音を確認する打診調査なども行い、内部のサビ進行を正確に見極めています。
「ホームテックワン」の強みと取り組み
私たちホームテックワンでは、外壁・屋根だけでなく鉄骨階段の補修や再塗装、構造補強も多く手がけています。
崩落事故のニュースを耳にするたびに、「こうなる前に私たちが点検できていれば」と感じることも少なくありません。
だからこそ、当社では次のような強みを活かした施工体制を整えています。
・累計5,000棟の施工実績と豊富な経験
これまで5,000棟以上の外壁・屋根・鉄部塗装工事に携わってきました。
経験に基づく最適な提案で、鉄骨階段の長寿命化にも貢献しています。
地域密着、お客様目線の工事が得意な施工店です!
・最適な工法提案力
補修だけでなく、構造補強や防錆処理、排水改善など、現場に応じた最適なプランをご提案。
「とりあえず塗る」ではなく、どんな工事がベストなのか、それぞれのメリット、デメリット、耐久性やリスクまで含めて、詳しくご説明します。
・自社施工による高品質とコスト抑制
中間業者を挟まず、当社の職人が責任をもって施工。
無駄なコストを省きながら、高品質な仕上がりを実現します。
・丁寧な報告とアフターフォロー
点検・施工前後の写真をまとめた報告書を提出し、施工後も定期点検・保証対応を実施。
「施工して終わり」ではなく、「その後の安心」までサポートします。
このように、私たちは「一度きりの工事」ではなく、「建物と長く付き合うリフォーム」を大切にしています。
どんな小さなご相談でも、「鉄骨階段の一段がぐらつく」「サビが広がってきた気がする」など気づいた時点でお気軽にご連絡ください。
早期の点検・補修が、結果的にコストを抑え、安心を長く保つ一番の近道です。
これからの住まいを守るためにできること
近年は、地震や豪雨など自然災害の影響で、建物の構造体に負荷がかかるケースも増えています。
鉄骨階段は屋外で風雨にさらされるため、こうした環境変化の影響をダイレクトに受けやすい部分です。
「まだ大丈夫」と思って放置すると、いつの間にかサビが進行し、ある日突然踏板が抜け落ちる、そんな事例も少なくありません。
だからこそ、「定期点検」と「早めの補修」を習慣にすることが、崩落事故ゼロを実現する最も現実的な方法です。
ホームテックワンは、これからも地域の皆さまの安心を支えるリフォーム会社として、見えない部分の安全を守る仕事を続けてまいります。
鉄骨階段に限らず、外壁や屋根など建物全体のメンテナンスもお任せください。
鉄骨階段のサビや劣化が気になる方は、まずは無料点検から。
小さなサインを見逃さず、安心して暮らせる住まいを一緒に守っていきましょう。
中野区の雨漏り修理・屋根修理・屋根リフォーム専門店【株式会社HOME TECH ONE】
ーWー
東京都中野区・世田谷区の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
株式会社HOME TECH ONE
https://hometechone.com/
住所:東京都中野区上高田4-34-5スクエア102
お問い合わせ窓口:0120-500-457
(8:00~20:00 ※土日祝はメール・LINE受付)
対応エリア:中野区、杉並区、世田谷区、新宿区、渋谷区、豊島区、練馬区、他
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://hometechone.com/case/
お客様の声 https://hometechone.com/voice/
★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://hometechone.com/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://hometechone.com/contact/