タイル外壁のメンテナンスは洗浄のみで大丈夫?のウソ・ホントを解説!
2022年10月10日更新
「タイル外壁は、お手入れがいりません!」
という話を聞いたことはありませんか?
軽い洗浄のみで何もお手入れをしなくて大丈夫と思っているのなら、危険です。
タイル外壁自体はメンテナンスフリーな素材ですが、タイルを支える下地やクッション剤のコーキングは劣化します。
他の外壁材と同じく『10年に1回』はお手入れが必要になるので、住宅のプロに点検をしてもらい、お手入れ方法を検討しましょう。
タイル外壁は洗浄のみで大丈夫はウソ!
タイル外壁のお手入れは「洗浄のみでOK」というのはウソです。
細かく言えば、タイル外壁材自体のお手入れは洗浄のみで問題ありませんが、建物の外壁全体を考えるとお手入れが必要になります。
タイル外壁は”無機質”だから強い
タイル外壁材自体だけで考えると「無機質」という耐久性が高く強い素材なので、基本的には洗浄のみでOKです。
無機質は『石・砂・土』などの「自然にあるもの」であるため、
・紫外線 ・外気温の変化 ・雨風 |
これらのダメージを受けません。
人工的に作られた樹脂などの素材は、外の環境にさらされているだけで、多くのダメージを受けています。
紫外線や外気温の変化から受けたダメージは「素材の劣化」として現れ、色あせや剥がれに繋がっていくため、定期的なメンテナンスと点検が必要です。
洗浄する際にも注意が必要
タイルを洗浄する際には、次の点に注意しましょう。
・硬いブラシではこすらない(柔らかいスポンジで) ・取れにくい汚れは高圧洗浄機を使う ・タイル専用の中性洗剤があるので、洗剤を使う際は専用のものを使う ・高所の作業はしない |
いくら強くて耐久性がある素材でも、硬いブラシで強く擦ると傷がついてしまいます。
傷の部分からひび割れや欠損が起きてしまう可能性もあるので、柔らかいブラシで「汚れが目立った時のみ」洗浄するようにしましょう。
目安は1年に1回程度です。
また、高所での無理な作業は危険ですので、高い場所に汚れがある場合は、住宅のプロに相談するようにしてください!
タイル外壁に必要なメンテナンスは3つ
タイル外壁に必要なメンテナンスは次の3つです。
①コーキングの打ち直し ②モルタルや接着剤の補修 ③割れたタイルの交換 |
洗浄だけでは、タイル自体には問題は出ないものの、コーキングやモルタルの劣化が進んでしまいます。
10年に1回を目安にメンテナンスをしましょう。
タイル外壁に必要なメンテナンス①コーキングの打ち直し
タイル外壁には、次のような部分にコーキングが使われており、寿命が10年程度となっているので打ち直しが必要になります。
・タイルとタイルの間 ・タイルと窓の間 ・タイルとベランダの間 |
コーキングの役割は「雨水の侵入を防ぐ」ことと「衝撃の吸収」です。
特に建物の構造部分(柱や合板)を守るためには、雨水を防ぐ役割は重要になります。
劣化し、ひび割れや剥がれが起きてしまうと、その隙間から雨水が内側に侵入し、内側の湿度が上昇するので危険です。
湿度が高まれば、カビや害虫の発生が起き、防水シートや構造部分(柱や合板)の劣化が進みます。
建物の柱や合板は、人でいう骨や筋肉のような役割を果たしているので、とても重要な部分です。
定期的にコーキングに劣化症状がないか確認し、10年に1回は打ち直しを行うようにしましょう。
増し打ちよりも打ち直しがおすすめ
コーキングの補修方法には打ち直しの他に「増し打ち」があります。
打ち直しが「既存のコーキングを撤去した後で、新しいコーキングを施工する方法」であるのに対し、増し打ちは「既存のコーキングの上に新しいコーキングを重ねる方法」です。
撤去する手間がないので、その分費用が安く済むメリットがあります。
しかし、コーキングは「一定の厚み」がないと、剥がれが起こる原因になってしまうので、厚みには注意しなければいけません。
タイル自体の厚みがあり、必要なコーキングの厚みが厚いのなら増し打ちでも対応ができますが、厚みがない場合は十分は厚みを確保できないでしょう。
せっかくメンテナンスをするなら、少しでも長く防水や衝撃の吸収の役割が果たせた方がコスパが良いです。
住宅のプロとしっかり相談しながら、目先の安さではなく、長い目で見た「コスパの良さと安心」を優先して検討を進めるのがおすすめですよ。
タイル外壁に必要なメンテナンス②モルタルや接着剤の補修
タイルを下地に張る時に使う「モルタル」や「接着剤」の補修が必要です。
大きく分けて2つのタイルの張り方があり、それぞれに使われている「接着に必要な素材」で補修の内容が変わります。
湿式工法 |
・乾式工法が主流となるまで使われていた工法 ・タイルの接着にモルタルを使う ・モルタルはセメントに水と砂を加えてつくられたもの ・モルタルを作る時に「水」を使うので「湿式」と呼ばれている ・モルタルが乾くまで時間がかかる |
乾式工法 |
・現在の主流は乾式工法 ・タイルを張る際に「弾性接着剤」を使う ・モルタルよりも施工期間が短いためコストを抑えられる |
タイル自体はメンテナンスフリーですが、モルタルは湿気を吸ったり、乾燥したりする中で劣化していきます。
徐々に密着度が落ちていくので、タイルの剥がれる前に補修が必要です。
また、乾式工法の弾性接着剤も同様に、徐々に密着度が落ちていくため、放置しているとタイルが剥がれてしまいます。
大きな地震や台風が来た際にダメージを受けないように、トラブルが起きる前に補修しましょう。
タイル外壁に必要なメンテナンス③割れたタイルの交換
基本的にタイル自体はメンテナンスがいらない素材ですが、強い衝撃が加わると割れてしまうことがあります。
・地震 ・台風 ・ボールや雪かきスコップの衝突 |
日常生活で考えられる衝撃は上記の通りです。
特に、室内の物が倒れるほどの強い地震があった場合は、身の安全を確保した上でタイル外壁についても点検してみましょう。
タイルが割れた状態を放置すると、そこから雨水が内側に侵入してしまいます。
早めに住宅のプロへ連絡し、割れたタイルを交換してもらってください。
タイル外壁のトラブル防止には無料点検の活用がおすすめ
タイル外壁のメンテナンスには、洗浄以外にコーキングの打ち直しやモルタルの補修が必要になります。
しかし「自分ではタイミングがわからない」ですよね。
そんな方におすすめなのが「無料点検」です。
・コーキングの割れや剥がれ ・タイルの割れや浮き ・モルタルの密着度低下 |
これらの劣化症状を細かくチェックすることができます。
下記の対応可能エリアであれば、当店で対応できますので、気軽にご相談ください。
中野区・練馬区・杉並区・渋谷区・目黒区・世田谷区・新宿区・他 東京都内 |
タイル外壁には洗浄以外に定期的なメンテナンスが必要です
今回は「タイル外壁のメンテナンスは洗浄だけでいいのか」という内容をお伝えしてきました。
タイル外壁のメンテナンスは洗浄だけでは足りません。
10年に1回を目安に下記のメンテナンスが必要です。
①コーキングの打ち直し ②モルタルや接着剤の補修 ③割れたタイルの交換 |
それぞれの部材のひび割れや剥がれなどの「劣化症状」を発見し、雨漏りやタイル自体の劣化を防ぐには定期的な点検が必要になります。
中野区にお住まいであれば、当店の「無料点検」がご利用いただけるので、是非ご活用ください。
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