コーキング(シーリング)のひび割れ・落下は放置していても問題ない?

2022年1月31日更新

皆さんの家の外壁周りにコーキングが落ちていませんか?

 

「庭の掃除をしていたら、家のまわりにゴムのようなものが落ちていた・・」

「コーキングを見たらひびが入っていた」

 

外壁材と外壁材の間、窓枠の回りに施工されているコーキング。

外で畑や庭の作業をしていた時に、ふいにひび割れや落下に気づくという場面があります。

 

しかし「なんか問題なさそう」と思ってしまうことも多いです。

外壁材が壊れているわけではないから大丈夫と感じてしまう人が多いのではないでしょうか?

 

結論から言えば・・コーキングのひび割れや劣化を長期間放置するのは問題があります!

 

そこで今回はなぜ問題があるのか、どのように修理すればいいのかを解説していきたいと思います。

10年以上コーキングの点検やメンテナンスをしていないという人は必見です。

 

それでは早速内容に入っていきましょう。

 

コーキング(シーリング)のひび割れ・落下を放置していると?

コーキングのひび割れや劣化は、緊急で対処すべきものではないものの、長期的に放置するのはとても危険です。

 

長期間放置することで起こりやすくなるトラブルは下記の通りです。

 

①雨漏り

②外壁材の劣化・破損

③柱や断熱材の腐敗

 

大きな台風や地震のダメージを受けやすくなってしまうので、コーキング補修だけではなく構造部分の柱や断熱材の交換が必要になってしまうことも・・。

 

コーキングのひび割れや落下を確認したら早めに対処するようにしましょう。

 

コーキングのひび割れ・落下を放置すると・・①雨漏り

 

コーキングにひび割れ・落下を放置すると、その部分から雨水が侵入」して雨漏りが発生する恐れがあります。

 

コーキングは外壁材と外壁材の間、そして軒回りや窓回りに施工されているものです。

なぜ、そこに施工されているのか?

 

それは「雨水の侵入を防ぐため」です。

 

ひび割れや落下が発生していると、当然その部分には隙間ができてしまいます。

そこから雨水が内部に侵入し、内部を伝って雨漏りが発生するリスクが高くなってしまいます。

 

内部にはそれ以上中に水が入らないように「防水シート」が施工されていますが、シートとシートの繋ぎ目や劣化による破損、施工不良などによって内側への水の侵入を許してしまうことも。

 

このように防水シートは完璧な鉄壁ではないので、コーキングが1番外側で雨水からの壁となってくれているのはとても重要なのです。

 

また、ひび割れは広がっていくので徐々にコーキングの破損レベルは上がっていくでしょう。

コーキング以外に影響が出てしまわないうちに、補修を行うのがよい選択と言えます。

 

ちなみに・・もし雨漏りが発生してしまった場合は、どこまで影響が及んでいるのかを点検する必要があります。

東京都杉並区で雨漏りが発生したときは弊社にご相談ください。

 

雨漏りの点検や修繕を依頼したい人はコチラ!

 

コーキングのひび割れ・落下を放置すると・・②外壁材の劣化・破損

 

ひび割れや落下でコーキングの防水機能が果たせなくなると「外壁材の劣化や破損」が発生することがあります。

 

現在住宅の外壁材で使われることが多い窯業系サイディングや金属系サイディングは、素材自体は水に弱い性質を持っているものです。

雨風に耐えることができているのは表面などに塗られている耐水性がある塗料のおかげなのです。

 

外壁材と外壁材の間などにコーキングは施工されていますが、その部分が防水機能を果たしていないと外壁材の断面部分や裏側に水が侵入していきます。

 

窯業系・金属系共に水に触れると強度の低下やサビが発生する可能性が高まり、外壁材の劣化や破損が起きてしまうことも・・。

 

コーキング補修よりも外壁材の張り替えなどは比較的大きな工事に発展する可能性があります。

小さい補修で済む段階で対処しておきたいですね。

 

コーキングのひび割れ・落下を放置すると・・③柱や断熱材の腐敗

 

防水の最後の砦である防水シートが劣化していると、柱や断熱材にまで雨水が侵入していきます。

内部に湿気がたまることでそれらが腐敗してしまうことも・・。

 

また、柱や断熱材付近に湿気がたまることでカビや害虫の繁殖が発生するリスクも高まります。

特にシロアリは柱や梁など大事な木材をエサにして、繁殖するものです。

 

シロアリの被害に気づいた時には、すでに柱はボロボロで大規模な柱交換工事を行わなければいけない状況にあるケースもあります。

コーキングの補修費用だけで済んだのにもかかわらず、そのような大規模修繕工事に発展してしまったのでは「こんなはずじゃなかった・・」と激しく後悔してしまいますよね。

 

このように、柱や断熱材が腐るということはカビや怖い害虫の繁殖を促してしまうということにも繋がるのです。

「ただのコーキングのひび割れ・落下」と思わずに、しっかり対処していきましょう。

 

コーキング(シーリング)のひび割れ・落下の原因とは?

コーキングのひび割れや落下が発生してしまう原因は主に2つあります。

それは「経年劣化」と「施工不良」です。

 

施工不良はごく稀なので、そのような症状の原因となっているのはほぼ経年劣化でしょう。

経年劣化のきっかけとなるのは下記のようなものです。

 

・猛暑や厳しい寒さなどによる温度変化

・雨風や地震などの衝撃

・砂埃の飛来やカビなどによる汚れ

 

コーキングの耐用年数はおよそ10年です。

高耐久タイプが施工されている場合もありますが、それでも10〜13年程度でひび割れや落下のような劣化が起きてしまうことが多いです。

 

そのため、どこの住宅にもひび割れや落下は起こりうるものであり、定期的な点検によってトラブルを防ぐことが大切であると言えます。

 

コーキング(シーリング)のひび割れ・落下の補修方法!

コーキングのひび割れや落下が発生した場合「打ち替え」か「増し打ち」で補修をしていきます。

現状のコーキングが使用している外壁材などにもよりますが、補修を行うのであれば打ち替えがおすすめです。

 

中には自分で打ち替えを行う人もいますが「他の部分への影響」を点検してもらう必要があるため、専門業者に依頼するのがよいでしょう。

 

自分で補修したものの、他の部分の補修で二度手間になってしまったら、費用がその分かさんでしまいます。

長期的なコストで考えると、プロにお願いした方が良さそうですね。

 

コーキング(シーリング)の補修方法①打ち替え

 

コーキングの打ち替えでは、今あるコーキングを全て撤去した後に、新しいコーキングを埋めていきます。

 

コーキングは一定以上の厚みを得られないと、本来の役割を果たすことができません。

薄すぎるコーキングはすぐ剥がれてきてしまうので、しっかり厚みを確保した上で施工していきます。

 

コーキング(シーリング)の補修方法②増し打ち

 

増し打ちは、今あるコーキングの上に新しいコーキングを重ねる補修方法です。

この補修方法を選択する際には、下記のことに気をつけましょう。

 

・古いコーキングと新しいコーキングが一体化するわけではない

・古いコーキングに剥がれが生じていた場合新しい方も一緒に剥がれる可能性がある

・新しいコーキングの厚みが薄過ぎて剥がれてくることもある

 

液体のように新しいものを入れたら、古いものと混ざってくれるわけではありません。

古いコーキングは古いコーキングとして、新しいコーキングは新しいコーキングとしてそれぞれ役割を果たしていくこととなります。

 

そのため、すでに劣化が激しい状態の古いコーキングの上に無理に新しいコーキングを重ねてしまった場合、新しいコーキングも一緒に剥がれてしまうこともあります。

 

また、新しいコーキングを施工する際に十分な厚みが取れないと、新しいコーキングが剥がれやすくなってしまうので注意が必要です。

 

中には「コーキングを打ってしまえば厚みなんてわからない」ということを利用して、悪さをする悪質な業者もいるようです。

 

本当に信頼できる業者なのか、増し打ちをする際は「しっかり厚みをとれるのか」を事前に確認してから工事を依頼するようにしましょう。

 

節約するならコーキング(シーリング)の補修は外壁塗装と一緒がベスト!

コーキングの補修方法は打ち替えと増し打ちの2通りありますが、どちらの場合も全体的に補修を行う場合は「足場」を設置する必要があります。

 

この足場設置費は30坪程度の2階建て住宅であれば、飛散防止ネットの設置も含めて10〜15万円の費用がかかります。

 

単純に、外壁塗装工事と一緒にコーキング補修を行えば10〜15万円の費用を節約することができるのです。

そのような足場設置費用にプラスして、連絡をする手間や打ち合わせの時間も削減することができますよね。

 

また、人によっては仕事を休む日にちも減らすことができるでしょう。

外部工事なので、依頼する側がずっと在宅である必要はありませんが「自分の家の工事ならしっかり見ておきたい」という人も多いと思います。

 

働いている世代であれば、その分早退や有給で時間を確保する必要もあるので、工事をまとめて行うことはメリットが大きいと考えられます。

 

外壁塗装とコーキングの耐用年数はどちらも10年程度です。

一緒に行っておけば、次のメンテナンス時期も大幅にずれることは基本的にはありません。

長期的なメリットや費用のコストカットを考えると、外壁塗装工事の際にコーキングを補修しておいた方がお得と言えますね。

 

“今すぐに対処を”を急かす業者には注意!

コーキングのひび割れや落下を長期的に放置するのは問題があります。

そのことを逆手にとり「今すぐ対処しましょう」と飛び込み営業をしてくるような業者も中にはあります。

 

しかし、そのような工事や契約を急かすような業者には注意が必要です。

下記のようなトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

 

・薄い増し打ちをして「これでもう大丈夫です!」と嘘をつく

・当初から値引きを想定した金額を提示し「今日中に契約をしていただければ50%オフにします」と大幅な値引きを行う(本体の工事費用自体はもっと安い)

・トラブルが起きた時に連絡をとろうとすると音信不通の状態に・・

 

リフォーム工事において、トラブルが多く発生しているのは「訪問営業」です。

工事を依頼する側が冷静に判断する時間を与えないように、契約を急かします。

 

そして、そのような悪質な業者はトラブルが起きた時に責任を負ってくれません。

よく書類を見ると「施工後のトラブルに関しては責任を負いません」ととても小さい字で記載されていることも・・。

 

そんな悪質な業者に工事を依頼してしまわないためにも「3〜5社で相見積もり」をとって検討するのがおすすめです。

 

比較検討することで・・

 

・工事内容

・金額の相場

・対応の違い

 

このような判断材料ができ、後悔のない判断ができるでしょう。

コーキングのひび割れや落下があったとはいえ急ぐ必要はありません。

 

相見積もりを依頼し、自分や家族が納得した上で信頼できる業者に補修を依頼してくださいね。

 

東京都杉並区でコーキング(シーリング)のひび割れ・落下を修理したい時は弊社へ!

 

今回はコーキング(シーリング)のひび割れ・落下について詳しくお伝えしてきました。

 

結論は「コーキングのひび割れや落下は長期的な放置は厳禁!」でしたね。

その理由は下記のようなトラブルが起きてしまう可能性があるためです。

 

①雨漏り

②外壁材の劣化・破損

③柱や断熱材の腐敗

 

これらが起きている状態で強風が吹き荒れる台風や大きな振動が加わる地震が発生すると、住宅のバランスが崩れてしまうことも・・。

 

コーキングの補修費用だけではなく、柱や断熱材・合板などの補修も必要となると「なんでこんなことに!」と悲しくなってしまいますよね。

お財布も寂しくなり、週末の楽しみの外食も我慢しなければいけなくなるかもしれません。

 

そんな悲しい事態になってしまわないように、早めに「打ち替え」を行うのがおすすめです。

 

しかし「どのタイミングでコーキングを補修すればいいのかわからない!」という人も多いでしょう。

東京都杉並区や中野区・その周辺にお住まいであれば弊社の「屋根・外壁0円診断」をご活用ください。

 

0円ですので、もちろん診断の費用はかかりません。

コーキングの他にも屋根や外壁の状態も点検することができます。

 

是非こちらのページより詳細を確認してみてくださいね♪

 

屋根・外壁0円診断を検討したい人はコチラ!

 

また、この記事を読んで「補修を依頼したい!」という状況の人も多いかと思います。

そのような状況の人は下記より補修のご相談を承っております。

 

コーキング補修をしてトラブルを回避したい人はコチラ!

 

皆さんからのお問合せお待ちしております♪

 

中野区・杉並区・世田谷区の雨漏り修理や屋根工事【(株)ホームテックワン】

 

-Ku-

 


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保有資格一覧

  • 一級建築施工管理技士
  • 一級塗装技能士
  • 外壁劣化診断士
  • 外壁診断士
  • 有機溶剤作業主任者
  • 高所作業車技能講習終了
  • 足場の組立作業責任者
  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数
 
     

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