屋根塗装の「うちは4度塗りです」は要注意?適切な回数は屋根しだい
2025年5月23日更新
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みなさんこんにちは!
東京都世田谷区・中野区の雨漏り修理・外壁塗装専門店のホームテックワンです。
「うちは4度塗りでしっかり仕上げますよ!」
そう言われると「たくさん塗ってくれる=親切、安心、丁寧、長持ち」と思ってしまいますよね。
ただし、大切なのは「なぜ4度塗りが必要なのか」を明確に説明してくれるかどうかです。
理由がしっかりしていて、根拠のある提案であれば、4度塗りが「丁寧な施工」の証になることもあります。
信頼できる業者であれば、屋根の状態や使う塗料に応じて、最適な回数を提案してくれるはずです。
この記事では、屋根塗装の基本から、4度塗りが本当に必要になるケース、信頼できる業者の見極め方までをわかりやすく解説します。
記事を読むことで「塗る回数」だけにとらわれず、納得して屋根塗装を依頼できるようになります。
大切なお住まいのこと、少しだけ立ち止まって、一緒に考えてみませんか?
「うちは4度塗りです!」と聞くと安心?ちょっと待ってください
「今なら4度塗りが標準です」と聞くと、お得なサービスのように思えるかもしれません。
数字で表現されると、つい「たくさん塗ってくれるから安心」と感じてしまいます。
けれども、塗装の回数は「多ければ良い」というものではありません。
お得に感じる「塗装回数」は多いほどいい?
「塗る回数が多い=高品質」と思い込んでしまうと、不必要な工程を追加されてしまうリスクがあります。
屋根の素材や傷み具合、使う塗料の種類によって、最適な塗り回数は変わります。
状態の良い屋根に必要以上の塗装をしてしまうと、かえって塗膜が厚くなりすぎ、ひび割れの原因になることもあります。
一方、屋根が著しく劣化している場合には、通常の3度塗りでは不十分なこともあり、追加の塗装が必要になるケースもあります。
つまり「4度塗り」は特別な事情があるときの対応であって、必ず行うものではないのです。
「なぜこの回数なのか?」と質問したときに、納得できる答えが返ってくる業者こそ、信頼に値するパートナーです。
屋根塗装は何度塗るのが基本?回数だけでなく役割も理解しましょう
屋根塗装は、ただ塗料を塗り重ねれば良いという単純な作業ではありません。
「何度塗るか」よりも「どんな工程をどのように行うか」のほうが、耐久性や仕上がりに大きく影響します。
屋根塗装の基本的な流れと、それぞれの工程の役割を見てみましょう。
一般的な屋根塗装の流れ(3度塗りの基本工程)
塗料には、遮熱や防カビといった特別な機能を持つものもあります。
塗料の機能がきちんと発揮されるためには、メーカーが推奨する塗り回数や乾燥時間を守ることが大切です。
一般的な塗料の場合、下塗りは1回、仕上げ塗料は、中塗り・上塗りとしてそれぞれ1回ずつ、合計で3度塗りが基本とされています。
屋根の塗装は次のように行われます。
工程 | 内容 | 目的・役割 |
---|---|---|
高圧洗浄 | 屋根の汚れ・古い塗膜・カビなどを強い水圧で洗い流す | 塗料の密着力を高め、剥がれを防ぐ |
下地処理 | 必要に応じて、各部の補修やケレン(やすりがけ)を行う | 塗装前に屋根を整え、長持ちする下地をつくる |
下塗り | 下塗り専用の塗料を1度塗る | 下地と塗料の接着を助け、塗料の吸い込みを抑える |
中塗り |
実際の仕上がりの色となる塗料を1度目として塗る |
防水性・紫外線への耐久性などの機能を持たせる |
上塗り | 同じ塗料をもう1度塗る | 色ムラを防ぎ、美観と耐久性を上げる |
下塗り・中塗り・上塗りの塗装の役割とは?
塗装は「ただ色を塗る」作業ではありません。
それぞれの塗装には、明確な役割があります。
下塗りは、接着剤のような役割
下地と塗料の間の「つなぎ」として働き、塗料の密着を助けます。
中塗りは、塗膜の厚みを確保するため
メーカーが想定した撥水(はっすい)や防汚などの性能を発揮するには、適切な塗膜の厚みが必要です。
その厚みを確保し、下塗りのムラや凹凸を均一に整えます。
上塗りは、仕上がりと保護のため
見た目の美しさだけでなく、紫外線や雨から屋根を守る層となります。
また、仕上げ塗料を1度塗っただけでは生じてしまいがちな色ムラを防ぐ目的もあります。
この3つの工程が順番に、適切な乾燥時間をおいて丁寧に重ねられることで、はじめて丈夫で長持ちする塗膜(とまく)が完成します。
「4度塗り」が必要になるのは、どんなケース?
屋根の状態が著しく悪い場合
「4度塗り」が本当に必要になるのは限られたケースです。
そのひとつが、屋根の状態が著しく悪くなっている場合です。
たとえば、年数が経っていて塗膜がすっかり劣化し、表面がザラついていたり粉をふいていたりする場合。
あるいは、屋根材そのものが傷んでいて、通常の3度塗りでは吸い込みが激しく、塗料がうまく定着しないようなケースです。
このような屋根では、通常の下塗り1回だけでは塗料がしっかり乗らず、結果として中塗り・上塗りの性能も十分に発揮されません。
そこで必要になるのが、下塗りを2回行う「4度塗り」という対応です。
たっぷりと下塗りを吸わせることで、屋根材にしっかりと密着させる「下地づくり」ができるようになります。
ただし、4度塗りが必要なほど屋根の状態が悪い場合には、塗装ではなくカバー工法(既存の屋根の上から重ね葺き)や葺き替えの方が適していることもあります。
きちんと現地調査を行い、塗装で十分対応できるのか、それとも別の工法がよいのかを判断してくれる業者を選ぶことが何より大切です。
「多く塗ったから良い」ではなく、「状態に合わせて必要なだけ塗った」が、適切な屋根塗装の考え方といえるでしょう。
耐久性が求められる特殊なケース
もうひとつ、4度塗りが検討されるのは、より高い耐久性が求められる特殊なケースです。
たとえば、お住まいが日差しの強い場所にある場合や、屋根に、極度の湿気など過酷な環境がある場合などです。
遮熱・断熱といった機能性塗料を使う際には、塗料の性能を最大限に引き出すために、規定より多く塗る必要がある場合もあります。
塗料には、メーカーが推奨する施工方法や塗布量、乾燥時間などが細かく定められています。
この仕様通りに塗らないと、せっかくの機能が発揮されなかったり、耐久年数が短くなってしまったりすることがあります。
下地との相性によっては「下塗り1回では不安」と判断され、2度下塗りをして仕上げることで、機能性と耐久性のバランスを高めることもあります。
ただし、これらはあくまで現場の判断と、塗料の特性に基づいた例外的な対応です。
逆に言えば、「どんな家でも4度塗りをしたほうがいい」とは言いきれませんし、そういう営業をしてくる業者には少し注意が必要かもしれません。
「本当に4度塗ったの?」信頼できる業者を選ぶポイント
「うちは4度塗りでやっていますよ」と言われたとき、本当に4度塗りで施工されたのかどうか、不安に思ったことはありませんか?
塗装の回数は見た目だけでは判断が難しく、お客様がその場で確かめるのは容易ではありません。
誠実な業者であれば、なぜその回数が必要なのか、どの工程で何を行うのかを事前に丁寧に説明してくれます。
現場での作業についても「お任せください」で済ませるのではなく、進捗や作業内容をしっかりと共有してくれるはずです。
「言ったもの勝ち」ではなく「見せて、納得してもらう」姿勢を持っているかどうかが、信頼できる業者を見極めるポイントです。
施工写真や報告書があると安心
施工の透明性を支えるのが、工程ごとの「写真」や「報告書」です。
たとえば、塗装前の屋根の状態や、下塗り・中塗り・上塗りを行っている様子を撮影して記録に残す。
作業完了後には、その写真を添えて、どのような工事を行ったのかを報告する。
そうした記録があれば、お客様も「本当に4度塗ってくれたんだ」と安心できますよね。
もちろん、写真だけではわかりにくい部分もあります。
そこで、各工程でどんな塗料を使ったのか、乾燥時間は守られていたのかなどを含めた簡単な報告書があると、より安心につながります。
工事中に起きたちょっとした変更点なども、きちんと説明してくれる業者は信頼がおけます。
施工中の「見える化」に取り組んでいるかどうかは、業者選びの重要なポイントです。
見積もり内容で確認する
工事を依頼する前に、必ず確認しておきたいのが「見積もり書」の内容です。
塗装回数が多いほど金額も上がるため「4度塗り」と記載されてそれなりの金額になっていれば「しっかりやってくれる」と思いがちですが、そこには注意が必要です。
たとえば「外壁・屋根塗装 一式」といったように、ざっくりとまとめられているだけでは、何を何回塗るのか、どの塗料を使うのかが見えてきません。
信頼できる業者は「下塗り:〇〇塗料(1回)」「中塗り・上塗り:〇〇塗料(2回)」などと、工程ごとに明記してくれるはずです。
見積もりはただの価格表ではなく「この工事で何をしてくれるのか」を知るための重要な資料です。
わからない点は遠慮なく質問し、きちんと答えてくれる業者であれば、信頼して任せられるでしょう。
ホームテックワンは屋根の状況に応じて「4度塗り」をご提案
ホームテックワンが選ばれる理由
住まいの寿命や快適さに大きく関わる屋根工事ですから、ホームテックワンでは「お客様に納得いただけるご提案」と「お客様に安心していただける『見える』工事」を大切にしています。
塗装回数の増加や高額プランを値引きしますといった押し売りではなく、お住まいの状態に合った塗装方法をご提案します。
お見積もりの段階から丁寧にご説明し、施工中も写真や報告で進行状況をしっかりご共有。
「本当に4度塗ったの?」という疑問が生じない誠実な対応で、中野区をはじめとする近隣地域で多くのご家庭に選ばれています。
一緒に最適な屋根塗装を見つけましょう
「そろそろ塗り替えどき?」「どの業者に頼めば安心?」とお悩みなら、まずはご相談ください。
「うちは何度塗りが必要?」という疑問にも、わかりやすくお答えします。
必要な場合には「4度塗り」をご提案しております。
屋根塗装を成功させるには、納得できる説明・信頼できる職人との出会いが大切です。
一緒に、あなたの住まいにぴったりな屋根塗装を見つけていきましょう。
中野区の雨漏り修理・屋根修理・屋根リフォーム専門店【株式会社HOME TECH ONE】
(S)
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★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
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